沖縄テレビ
おきなわてれび
沖縄県を放送対象地域とするテレビ単独局。正式名称は沖縄テレビ放送。
概要
アナログ放送においては大東諸島には中継局がなく、大東諸島でのテレビ放送は小笠原諸島向け衛星中継回線を利用していた。2011年7月22日、大東諸島にNHK・沖縄民放2局と同時にデジタル中継局が開局した。
放送局概略
ニュース系列 | FNN |
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番組供給系列 | FNS |
略称 | OTV |
愛称 | 沖テレ・OTV |
呼出符号 | JOOF-DTV |
呼出名称 | おきなわテレビデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 8 |
親局 | 那覇15ch |
主要中継局 | 今帰仁15ch |
諸々話
- 初代社長の具志頭得助はフジテレビを訪れる前に日本テレビを訪れ、「沖縄での開局は時期尚早」と断られている。
- 本土復帰前の一時期(1964年10月-1968年9月)にNHKの番組をCM付きで放送していたことがある。
- 親局は豊見城市字高安にある。旧NHK沖縄放送会館の敷地にあり、NHKと送信所局舎を共有している。なお琉球放送と琉球朝日放送の親局は豊見城市字嘉数にある。
- 沖縄には日本テレビ系列局(NNN/NNS)がないため、『24時間テレビ』『高校生クイズ』『高校サッカーの試合』(沖縄大会と全国大会の沖縄県代表校出場試合)に参加している。沖縄県で日本テレビ系列(NNN/NNS)マストバイ局を目指して南西放送が設立されたが、日テレがバブル崩壊による不況で大型投資ができず、衛星放送に多額の資金が必要なため、日テレの沖縄進出計画が頓挫し、放送免許の申請が取り下げられた。その後南西放送は破産に追い込まれている。
- 1986年4月19日、春闘に伴うストライキで自社でのニュースや番組配信ができず、この時は丸一日フジテレビからマイクロ回線をそのまま垂れ流しで放送した。ニュース番組の一つである「FNNスーパータイム」のローカルパートはテレビ西日本の「TNCスーパータイムNEWS&SPORTS」を放送した。現在は万が一、ストライキがあっても放送業務は労働運動とは無縁の管理職や外部からのスタッフを派遣することによって対応するため、このようなことは起きない。
- 沖縄県は西日本であるにもかかわらず、東日本のみで放送しているフジテレビ制作の競馬番組「みんなのKEIBA」を放送している(ちなみに西日本で放送している競馬番組は関西テレビ・東海テレビ・テレビ西日本制作の「競馬BEAT」)。ただし上記の日本テレビとの関係があるためゴルフ中継や24時間テレビで休みになることがある。ちなみに沖縄県にはウインズ(JRAの施設)は存在せず、電話投票のみである。
- 富山テレビ共々、他系列と番販協定を結んでいないにもかかわらず、フジテレビの深夜アニメ枠であるノイタミナは2024年時点では1度も放送していないが、フジテレビ系列全国ネット化する2025年4月以降は同時ネットで放送する予定(ノイタミナ放送実績皆無局でもテレビ宮崎とテレビ大分は他系列と番販協定を結んでいる)。