1.起こることは確定的であるが、いつ起こるか予測できない重大事件が起きる日を指す俗称。
2.テレビ朝日系列で放送中の刑事ドラマ『相棒』のスピンオフ映画。本項で解説。
※この記事は編集中&本編のネタバレになる可能性があります。
概要
『鑑識・米沢守の事件簿』に続く2作目のスピンオフ作品。
プロデューサーの松本基弘氏曰く、「杉下右京のいない『相棒』ワールド」。
今回はトリオ・ザ・捜一のリーダー格である伊丹憲一と、警視庁サイバー犯罪対策課捜査官の岩月彬がコンビを組み、事件へと挑んでいく。
なお、作品の時系列上はSeason10とSeason11の間に起きた出来事とされる。そのため、神戸尊は警察庁の人間として登場しており、一方甲斐享はまだ登場していない。
あらすじ
ある日、東京明和銀行の銀行員:中山雄吾が本店屋上から転落死しているのが発見される。現場へ赴いた警視庁捜査一課の刑事:伊丹憲一は、そこでサイバー犯罪対策課の岩月彬と出会う。どうやら数日前に被害者の中山がネットに不正アクセスし、機密情報を漏えいさせた疑いでマークされていたらしい。
あくまで殺人事件として捜査を進める伊丹と不正アクセス容疑として捜査を進める岩月。ある時は反目し、ある時は協力しながら事件を追っていく2人だったが、その裏では政財界、果ては日本経済全体を巻き込みかねない、ある大きな陰謀が渦巻いていた……。
登場人物
主要キャラクター
警視庁捜査一課の刑事で、トリオ・ザ・捜一のリーダー格。
短気で皮肉屋なところはあるが、正義感に溢れた熱い男でもある。
岩月彬 (演:田中圭)
警視庁サイバー犯罪対策課の専門捜査官。
当初は「殺人事件は自分の領分ではない」と現場捜査には消極的で伊丹を憤慨させるが、必死に捜査に挑む彼を観ていくうちに徐々に心に変化が生じていく。
警視庁関係者
トリオ・ザ・捜一
警視庁捜査一課の刑事で、トリオ・ザ・捜一の1人。
警視庁捜査一課の刑事で、トリオ・ザ・捜一の1人。
何かといがみ合う伊丹と岩月に「刑事は一緒に捜査して初めてお互いのことをわかりあえる」と一緒に捜査できるよう仕向けている。
その他
陣川公平 (演:原田龍二)
捜査一課の経理。一時的に特命係に在籍していたことがある。今回は彼の経理課らしいところが見られる。
大河内春樹 (演:神保悟志)
警視庁の監察官。組対五課の角田課長と共にある企業の捜査に赴く。
組織犯罪対策五課の課長。部下の大木、小松と共にある暴力団の事件を摘発したことがきっかけで本事件に関わることに。
鑑識課員。本作でも捜査に当たり、登場人物たちに情報を与えていく。
小田切亜紀 (演:関めぐみ)
サイバー犯罪対策課専門捜査官で、岩月の同僚。本編Season11第17話にも登場した。
内村完爾 (演:片桐竜次)
警視庁刑事部長。事件の裏に政財界が絡んでいると睨んだ伊丹と岩月に対し、これ以上事件を深追いしないよう忠告する。
中園照生 (演:小野了)
警視庁刑事部参事官で、内村の腰巾着。銀行員殺害事件の合同捜査の指揮を執る。
警視庁特命係係長。今回は休暇を取ってロンドンへと旅行しており、旅先から神戸と片雛議員に情報を提供する。
警察庁関係者
金子文郎 (演:宇津井健)
警察庁長官。
右京の元相棒。Season10最終盤におけるある出来事により、警察庁長官官房付へと異動になった。
現在も右京とは連絡を取り合っているようで、ロンドンにいる右京に協力を依頼する。
政財界
政治家
片山雛子 (演:木村佳乃)
戸張弘成 (演:別所哲也)
衆議院議員で、財務省の族議員。
サイバーテロ対策の法案を可決させようと片山議員に接触を図るが、それには何か裏がある模様。
東京明和銀行
中山雄吾 (演:戸次重幸)
東京明和銀行の銀行員。本店の屋上から転落死しているのを発見される。
彼の死と、死の直前に行った情報漏えいが本事件の発端となる。
麻生美奈 (演:国仲涼子)
東京明和銀行の銀行員。中山の恋人。
朽木貞義 (演:田口トモロヲ)
東京明和銀行の銀行員で、中山の上司。
その他
月本幸子(演:鈴木杏樹)
小料理屋「花の里」の2代目女将。彼女が岩月に言った言葉が彼を動かすこととなる。