シグルイ

しぐるい

月刊チャンピオンRED上で2003年より連載された、南条範夫原作・山口貴由作画の本格残酷時代劇漫画。およびそれを原作としたアニメ作品。

概要

『シグルイ』は、原作：南條範夫、作画山口貴由による時代劇漫画である。題字は平田弘史。

秋田書店の月刊漫画雑誌『チャンピオンRED』にて、2003年8月号から2010年9月号まで連載されていた。単行本はチャンピオンREDコミックスが全15巻、2013年から秋田文庫版の刊行が開始され、2013年7月時点で既巻1巻。公式完全解説書として『シグルイ奥義秘伝書』がある。

アニメ化もされ、WOWOWスクランブル枠で放送された。

タイトルのシグルイは『死狂い』のことで、『葉隠』の一節に由来する。

南条範夫氏が発表した連作短編『駿府城御前試合』の一編、『無明逆流れ』を原作としている。

原作は短編であるが、本作は作画の山口貴由氏によるかなり自由な脚色・創作が全体になされ、グラップラー刃牙もビックリな超異形バトルが展開される。

そう、あの『ぬふぅ』も『チュパえもん』も山口先生の創作だったのである！お美事にございまする！

大筋は原作も本作も同様だが、原作の内容を描いた部分のみを抽出した場合、本作の長さは3分の1程度になると思われる。

また星川生之助や屈木頑之助といった『駿府城御前試合』に収録されている他の作品からのキャラクターも登場する。

連載当初は山口氏の代表作である『覚悟のススメ』や『悟空道』のようなアニメ調の絵柄だったが、次第に写実的な作風に変化している。

寛永六年、駿府城内。ご法度とされる真剣御前試合が、駿府藩主の暴君徳川忠長によって挙行された。

その第一試合に現れたのは隻腕の剣士と盲目跛足の剣士。全ては七年前に遡る恐るべき因縁から始まった…。

二人の剣鬼の対決を軸に様々な人間たちの思惑と因果、そして狂気と愛憎が絡み合いながら物語は進む。

虎眼流関係者

舟木道場関係者

検校屋敷関係者

その他の人物

2007年7月から10月まで全12話が放送された。

残酷な描写があるため、R-15指定相当となった。