格闘技の用語
ボクシングやその他格闘技において、相手をノックダウン状態にしたままによって発生する勝利のこと。通称はK.O.。
ボクシングやキックボクシングなどの試合では、ノックダウンを宣告されてから、レフェリーが10秒数え終える前に立ち上がってファイティングポーズを取れない場合にノックアウトが宣告され、試合が終了させられる。これを10カウント制という。
ただし、近年は選手のダメージが大きい場合、10秒数え終える前にレフェリーがノックアウトを宣告し、試合終了を宣言する場合が多い。これは、安全性の観点から、ダメージが大きい場合は即座に試合を止めるという風潮があるからである。そのため、レフェリーはダウンを宣告すると、選手の状態(足元がふらついていないか、意識を失なっていないか等)を確認する。
10秒以内に立ち上がってファイティング・ポーズを取れたとしても、選手の負ったダメージが
大きすぎると判断した場合、ノックアウトを宣告し、試合を止める。
また、規定の回数以上ダウンを宣告されると、自動的にノックアウトを宣告されるルールを採用する団体もある。例えば、ボクシングの世界王座認定団体の世界ボクシング協会(WBA)は、1回のラウンドで3回ダウンを宣告されると、その時点でノックアウト決着を宣告する「3ノックダウン制」を採用している。また、世界ボクシング評議会(WBC)は、ダウンの回数は気にせず、ダウンした選手のダメージ量を見てノックアウト決着にするか続行させるかを判断する「フリーノックダウン制」を採用している。K-1の場合は、トーナメントでは2度のダウンでノックアウト決着となる「2ノックダウン制」を採用している。ワンマッチの場合は「3ノックダウン制」を採用している。優勝するには複数の試合をこなす必要があるトーナメントの方が、選手の安全面に考慮して試合を止めやすいように、ダウン回数を少なくしているのが分かる。団体やルールによっては、カウントを5秒に短縮する場合もある。
レフェリーやドクターが試合を止めた場合、あるいはセコンドがタオル投入により棄権の意思表示をした場合はテクニカル・ノックアウト(T.K.O.)と呼ぶ(特にレフェリーが止めた場合はレフェリー・ストップ、ドクターが止めた場合はドクター・ストップと呼ぶ)。
両者がノックダウンして、両者とも立ち上がれない場合はダブル・ノックアウトと呼び、引き分けとなる。
相手の攻撃によってリングの外に出された場合、レフェリーは20カウントを数え、それまでにリングに戻れなければノックアウト負けとなる。これはリング・アウトと呼ぶ。
なおアマチュアボクシングではこれを「レフェリーストップコンテスト(RSC)」と表記する場合がある。特にコンピュータ採点を採用している試合で15点差が付くと適用される。
総合格闘技でもノックアウト決着は存在するが、倒れた相手に対する加撃が認められるゆえそれが行われるかダウンした時点でレフェリーストップに至るため、10カウントに入ることは滅多にない。アマチュアの総合格闘技ではグラウンドパンチを禁止していることが多いため、
スタンドからの打撃によるダウンはボクシング同様にダウンカウント方式を採用している。
プロレスにも10カウント制のノックアウト決着は一応ルール上は存在するが、3カウント制のフォール勝ちがあるため、普通レスラーはそちらを取りに行くので、通常の試合ではKO決着はほとんど見られない(ダブル・ノックアウトは度々見られる)。しかし、アメリカのプロレス団体WWEには、フォールもギブアップも無く、10カウントKOのみで試合を決するラストマン・スタンディング・マッチという形式の試合が存在する。
タグとしては主にノックアウトの場面を描いた絵に使用されている。
VIPRPGのキャラクター
常に☓の形をした目が特徴。性別は不明とされている。
マスターはブライアンパンマン軍のダークサモンである事が多い。
関連イラスト
関連項目
VIPRPG 魔法具現化 ブライアンパンマン軍 ダークサモン
トランスフォーマーにおけるノックアウト
『超ロボット生命体トランスフォーマー プライム』でディセプティコンの軍医を務める赤いボディのトランスフォーマー。
諸事情により日本での彼の呼称はメディックノックアウトに改められている。
日本版の声優は増谷康紀(トランスフォーマースーパーリンクで、メガザラックを担当している。)
原語版ではダラン・ノリス(実写版『トランスフォーマー』のゲームにおいてラチェットを担当している。)
ナルシストで、トランスフォームした自分の姿(スポーツカー)を気に入っている。
初登場時にはスタースクリームに機動力のある飛行機ではなく車を選んだ事を「ミスだ」と咎められるも「タイヤで地面を走るのも素晴らしいものです」と言い返し、以降スピード狂な道楽者として人間のレースにこっそり参加している。
塗装に傷をつけられると激怒するが、後述のスタースクリームによるお仕置きや相棒であるブレークダウンの攻撃の巻き添え、さらにはオプティマスプライムによりドアを剥がされるなどの被害を受け、損傷率は地味に高いのではないかと考えられる。
「美しい」「美しく」が口癖で、単体での逃走時には「アデュ~!」と言ったりなど、キザでもある。
軍医として助手ブレークダウンと共にメガトロン治療の名目で呼び寄せられた。
しかしその働きっぷりはというと、視聴者の方々から「働け軍医」だの「軍医仕事しろ」だの言われてしまうレベルである。峠で人間の走り屋に混じって走ってたりするんだから仕方ない。さらに「治すより解体の方が専門でねチュイイイイン」と医者にあるまじき発言をしたり、スペースブリッジの爆発に巻き込まれ瀕死の重傷を負ったメガトロンを前にして「助手がいないとできそうにありません」と言ったり、“闇医者”の肩書きの通り医者としての実力はかなり怪しい。
更に人質をとってオートボットを罠にかけるも、助手の戦闘中に逃走したり(理由:ボディに傷をつけられそうだから)など、やる気があるのかないのか分からない。
主君メガトロンに対する忠誠心も怪しく、メガトロンが機能を停止し一時的にリーダー不在となり、スタースクリームがディセプティコンを掌握しようとした際にはちゃっかりと副司令官の称号を得るべく擦り寄う世渡り上手っぷりをみせる。
しかしメガトロン復活後はスタースクリームを見限る判断力も持っており、メガトロンを陥れる事に固執し続けるスタースクリームを諌める発言をするなど、実力を見極める事にも長けている。
調子に乗ってオートボットに返り討ちにされるあたりアホの子だが、愚か者ではない。権力の掌握に躍起になって目立った裏切りをするなどはせず、どちらかといえば楽をしてできるだけ良いポジションを手に入れたいという道楽者の一面が行動にも表れている。敵を作らない立ち回りも、そのあたりに由来するのだろう。
仕事をしない、勝手に出歩く、騒ぎを起こすの3拍子で、かのスタースクリームにブチギレられてお仕置きされたこともある。
そのうえゲ医♂の称号すら(無論公式ではないのでご安心を)賜っているあたり只者ではないいろんな意味で。
まあ、諸事情により重傷を負ったメガトロンや諸事(ryによりメガトロンにフルボッコにされたスタースクリームを治療しスパークを繋ぎとめたり、諸(ryによりオプティマスプライムに吹き飛ばされた腕を修復したりするあたり、技術はまともに持ち合わせているのだろう。
だが、アイキャッチでの彼のステータスは
- 体力5
- 知力6
- 速度8
- 耐久力5
- 地位7
- 勇気4
- 火力5
- 技能5
と、医者にしてはあまりに低い技能値で、やはり怪しい。助手のはずのブレークダウンと大差ないっていうか完全に同レベルって一体どういう事だ。
助手のブレークダウンとは、Pixiv内の関連イラストでコンビのイラストも多く投稿されている。(腐向けでは軍医のゲイ発言に対し助手がツッコミに回る場合も確認されている)
先端に電気ショックで相手の動きを封じる機能のついたロッドのような武器を持って戦う。
また、腕を解体用のドリルや電動丸鋸に変形させることもできる。
戦闘力自体は高くないが動きは素早く、背後など死角からの攻撃を繰り出す。特に相棒ブレークダウンとのコンビーネーションは抜群(?)である。
一時はどこかのニューリーダーと同じ地位についたノックアウトであるが、ブレークダウンとの間に大きな上下関係があるような描写はなかった。
ただ、そんな彼でも本気を出したことはある。
助手ブレークダウンを実験台にし、片目を奪い体を切り刻んだ張本人であるサイラスがブレークダウンの肉体に脳を移植してメガトロンに交渉を持ちかけた際には「友の仇」とサイラスを処刑することを進言し、サイラスが任務に失敗したことでノックアウトに実験体として提供された際には「その新しい目玉も残さず調べつくしてあげましょう」と皮肉を浴びせるなどして闇医者たる所以を見せつけた。
ちなみに、サイラスがノックアウトに接触した際には様子の変化を一目で見抜いており、ブレークダウンが生きているのではと声をかけた際に笑顔を見せるが、その姿を見た瞬間に表情だけでなく声のトーンまで変化している。
※以下、海外展開ビーストハンターズのネタばれ注意※
なお、後の海外のみ放送していた「ビーストハンターズ」では登場する話数が結構少ない。
(出るときは出るが、出ないときは出ないと言った感じである)
60話ではスタスクに唆されて艦内をバイオハザード状態にしてしまった時は、死を覚悟して2人でお互いを褒め合っていた(その後すぐにスタスクに裏切られたが)。なおこの時サイラスブレークダウンをラチェットの血液から解読した合成エネルゴンの実験台にしていた。本人にも多少抵抗はあったようだが、相棒を二度も侮辱したサイラスにはいい復讐だと肯定していた。
最終回では、メガトロンが倒され、オートボットがディセプティコンの居なくなったネメシスを占領している時、何故か普通に居た。戦闘中は愛用のブラシを確保するとひたすら逃げて、オートボットがサイバトロン星を再生させると「私は常に勝者の味方です♂」と言って鞍替えしようとするも、エイペックスアーマーを装着したミコにノックアウトされ、事実上捕虜となった。