概要
ACVの後(100年以上後)の世界情勢を描いた作品。
「ヴァーディクトデイ」とは、「評決の日」を意味する。
前作同様オンライン対戦を主軸に置くが、今回は「チームバトル」の構想を推し進め、複数のチームで構成される「勢力」のうちの一つに属し、勢力同士の抗争(ヴァーディクト・ウォー)を展開する事になる。
勢力は「シリウス・エグゼクティブ」「ヴェニデ」「EGF」の三つが存在し、シーズン毎にどの勢力へ属するかを選択する事が出来るが、常に希望通りの勢力に所属できるとは限らない。
また、ACVでは領地戦で乗機が撃破された際、歩兵として戦場に留まる事が出来たが、本作ではその状態でスクリーンショットを撮影する機能が追加されており、撮影した画像を投稿して公式サイトにアップロードする事が可能。ガレージでも自身のACを撮影する事が出来るようになっている。
ACVではアップデートで追加された要素も初期段階から組み込まれており、僚機としてCOM傭兵の要素を推し進めたUNAC(ユーナック)と呼ばれるAI操作のACを自作し、任務に同伴させる事も可能。
この他にもオンラインプレイでの戦果によって勲章が授与されるシステムが導入されている。
更にシリーズとしてはLR以来となる手持ち型のシールド(盾)が復活。
各属性に対応した攻撃を遮断し、被弾時の衝撃もある程度緩和する事ができるが、シールドに定められたAPが0になると破壊されてしまう。ハンガーユニットに格納する事も可能だが、格納状態では盾として機能しない。
また、ACVでは採用が見送られた武器腕も復活しており、銃器を装備可能な通常腕から武器腕へと変形するギミックを有している。
この際に前作ではハンガー格納が不可能だった構え武器を持ったままの変形が可能となり、戦術の幅が広がることになった。
この他ACVのアセンブルにおける問題点の一つとして、各パーツ毎に特化した属性防御力によってアセンブルの幅が限定されてしまっていたが、本作では敵傭兵を倒す事で改造済みのフレームを入手し、既存のフレーム同様にアセンブルに用いる事で防御力の低さを補う事が出来るようになっている。
これによって、ACVと比較して幅広いアセンブルと戦略が可能となった。
ラーン・ニールセン、AC1を模したステージ、フォーミュラ・ブレイン、HIGH FEVER(BGM)など、前作のCOMボイスに続いて所々に過去のACシリーズのオマージュが含まれているのも特徴である。
登場人物
登場機体・兵器
登場勢力
シリウス・エグゼクティブ | 生存可能地域代表者や「MoH」をはじめとしたミグラント共同体を母体とし、早期に勢力拡大を成し遂げた勢力。シンボルカラーは青。 |
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ヴェニデ | 三大勢力の中で特に急進的な勢力。強制的に周辺勢力を統合し、勢力を拡大した独裁勢力。ヴェニデとは、勢力の最高権力者の名である。シンボルカラーは赤。 |
EGF (Ever Green Family) | 汚染地域を流浪する「サンドリヨンの民」によって結成された勢力。三大勢力の中では最も規模が小さいが、高い技術力を誇りタワーを信仰対象とするなど宗教的な意味合いが強い。シンボルカラーは緑。 |
サインズ | 傭兵斡旋組織。「MoH」の傭兵斡旋部門が独立したもの。傭兵の斡旋の他にもUNACのレンタル等も行なっている。 |
ストーカー | 輸送ヘリを用いた運び屋の総称。名前はコウノトリを意味するが、蔑称として使われることも多い。 |
VoW (Voice of War) | 世界情勢を「ワールドレポート」という形で配信する報道機関。プレイヤーが撮影したスクリーンショットを投稿するのもここである。 |
財団 | 「タワー」解析を行う技術者集団。UNACやAC用の武器腕などは彼らがタワーの技術を解析した事から生産が可能となった。基本的に三大勢力に対して中立の立場を貫き、シンボルマークもそれを意味した物となっているが、どこか戦いを煽るかのようなきらいがある。 |
死神部隊 | 正体不明の謎の部隊。勢力に関係なく、遭遇した部隊を襲撃して被害を出している。活動開始時期とUNACの初期稼働時期が重なっている。 |
アーカイブ (ACVD-LINK)
今作はACVの続編として作られているが、ゲーム本編ではゾディアック戦後のフラン、ロザリィ、傭兵の消息が一切描かれていない。
フランたちのその後についてはACVD-LINK内のアーカイブに記載されており、ゲーム本編をクリアするなどのゲーム内条件を満たすことでアーカイブが順次開放されていくという仕組みになっている。