概要
映画『プレデター』でダッチ少佐率いる救援部隊が望まぬ任務を遂行した後、撤収中に隊員ホーキンスが何者かの手により惨殺されたと思しき痕跡を残し、姿を消す異常事態が発生する。
警戒を強めながら遺体を捜索する隊員達だったが、ブレインが次の餌食となり、胸部に背後から砲撃を受けて即死。そこへ彼と親しかったマック軍曹がいち早く駆けつけ、見えない敵プレデターを発見した時に放った咆哮がこれである。
仇に向けて銃撃を始めたマックは手持ちの火器の弾が尽きると、ブレインが愛用していたM134を手に取り前方の樹木を薙ぎ払うように撃ち続け、ダッチをはじめ部隊の総員もそれに加勢する。
アサルトライフル、サブマシンガン、更にはグレネードランチャーなども交えた壮絶な斉射が行われたが、プレデターは光学迷彩とその驚異的な機動力によって部隊の想定外の方向へ逃走していたため、受けたダメージは脚への軽傷のみに留まった。
吹替の種類とセリフの差異
この映画の日本語吹替は1989年に放送されたフジテレビ版と、1993年に放送されたテレビ朝日版の2種が存在する。初出となるフジ版がこちらで、同シーンのテレ朝版はあちらとなる。
2000年を最後にフジ版は地上波放送されておらず、DVDやBDでは一般にテレ朝版が収録されているため、近年ではテレ朝版が耳に馴染んでいる視聴者も多いかも知れない。
因みに後発となるテレ朝版で声優陣がほぼ全員変更されている中、マックのみ双方を麦人が演じている。
pixivでは
プレデター関連作品や、何らかの方法で姿を消してみせる人物など、上述の場面をどこか連想させるネタ作品へのタグとして用いられていることが多い。
ネット上では
このシーン自体がネットミーム化しており、いたぞでGoogle検索すればこのシーンにまつわる様々な情報やネタが上位を占める。AA文化が栄えていた2000年代には、シャキーンらしきキャラが上記のごとく叫びながらミニガンを乱射するAAも生み出されていた。
ネタにされがちだが
一応まっとうな戦術ともいえるのである。
プレデターが光学迷彩で姿を消した状態でプラズマキャノンを撃たれたことにより
ブレインは相手がどこにいるかもわからず死んでいるため情報を共有すらできず、
姿が見えない相手かつ視界が悪いジャングルともなると狙い撃ちできないため
広範囲に制圧射撃をすることは効果的ではある。