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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

いつこい

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうとは、2016年1月18日から3月21日まで放送されたフジテレビのドラマ。主演は有村架純と高良健吾。
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概要編集

2016年の1月から3月期にかけてフジテレビの月曜9時に放送された、坂元裕二によるオリジナル脚本を基にした月9ドラマ。

基本的には有村架純演じる女主人公の音と高良健吾演じる男主人公の練の二人を中心とした、彼らを取り巻く四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリーなのだが、介護福祉士の現場の過酷さや、若者の貧困等、様々な社会問題を絡めた月9らしくないシリアスなストーリーから放送当時は賛否両論となり、視聴率も振るわず、月9史上最低視聴率とも呼ばれた。

一方で、ギャラクシー賞月刊賞の受賞をはじめとする数々の賞の受賞や、2019年にトルコでリメイク作品が作られるなど、国を超えての人気を獲得した作品でもある。いわば、隠れた名作と言える作品。


あらすじ編集

本作は大きく分けて、2011年前後を舞台とした第一部とそこから五年後を舞台とした第二部に分かれている。

第一部では、音と練の二人の出会いから別れまでが描かれ、第二部では、練の挫折からの立ち直りと音と練の二人の恋の成就までが描かれる。

第一部編集

北海道の寂れた町で養父母と暮らす音と、東京で先輩にこき使われながら働く福島出身の練。

ある日、練は友人の晴太が北海道で盗んできたというかばんから“音へ”と書かれた古い手紙を見つけてしまい、持ち主に返すために北海道に向かう。


第二部編集

東日本大震災を境に練と音は音信不通のまま離別していた。

そんなある日、音は柿谷運送を訪ね、佐引から練の居場所を知る。


登場人物編集

杉原 音(すぎはら おと)

演 - 有村架純 (幼少期:平澤宏々路)

北海道出身。幼少期に母を亡くしている。会話に時折関西弁を混ぜて話す。職業は介護福祉士で、介護施設「春寿の杜」で勤務。2016年も同じ職場で働き、後輩を指導する立場となっている。

現状を受け入れながらも明るく前向きに生きる性格。


曽田 練(そだ れん)

演 - 高良健吾 (幼少期:池田優斗)

福島県会津地区出身。東京で運送会社「柿谷運送」の引越しの仕事に就いている。両親を早くに亡くして、地元には祖父が一人で暮らしている。心優しく、人を疑うことを知らない性格。


余談編集

基本的には隠れた名作という扱いを受ける本作であるが、実はこのドラマのタイトルは実は別の方向から凄い知名度を得ている。

それが、漫画ゴールデンカムイ親分と姫回の雑誌掲載時の煽りに使われたという事。

詳細は当該項目を参照してもらえば分かるが、色々ととんでもない内容すぎてそこにこのドラマのタイトルが煽りとして使われたことで、ゴールデンカムイの愛読者の脳裏に強くこの言葉が焼き付いた。

また、ゴールデンカムイは明治時代の北海道を舞台とした漫画であり、奇遇にも主人公の一人である音の出身地と同じである。


関連タグ編集

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