概要
サマルトリアの王子の加入時の台詞。
オリジナルのファミリーコンピュータ版における全文は以下の通り。
「ボクは サマルトリアの ◯◯おうじです。
「もしや キミは ローレシアの 〇〇おうじではっ!? いやー さがしましたよ。
「さあ ちからを あわせ ともに たたかいましょう!
これだけならごく普通の台詞だが、問題は彼に出会うまでローレシアの王子(=プレイヤー)は「サマルトリア→勇者の泉→ローレシア→リリザの町」という長い道のりを彼の情報を集めながらひたすら歩き続けなければならないことである。
これはサマルトリアの王子自身もローレシアの王子を探しているがゆえのすれ違いである。
ファミコン版では勇者の泉で情報を聞いただけで彼がリリザの町に現れるフラグが立つのでローレシアに行く必要はないのだが、初見では分かるはずもない。
なお、スーパーファミコン版以降はローレシア王とも話さなければフラグは立たない。
サマルトリアの王子自身には悪意は一切ないのだが、プレイヤーにとっては「探したのはこっちだ」と言いたくもなる場面である。
当時の4コマ漫画劇場でもネタにされており、出会い頭に顔面パンチをお見舞いするネタまであった。
その後…
やはりサマルトリアの王子を代表する台詞として認識されているのか、『ドラゴンクエストⅤ』ではセルフパロディと思しき台詞が存在している。
『ドラゴンクエストⅪ』の冒険の書の世界で出会うサマルトリアの王子もこの台詞を言う他、『ドラゴンクエストライバルズ』のサマルトリアの王子のレベル1スキルもこの名前である。
特にライバルズでは、サマルトリアの王子のカードは英雄カードでありながらマリガン(初期手札とその引き直し)に絶対に来ないという唯一無二の特徴があり、まさにこの台詞が相応しいデザインとなっていた。
その他、『ドラゴンクエスト あそびえほん2 いや~ さがしましたよ!』なる児童書も存在する。