お気に入り
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おきにいり
その人にとっての気に入ったもの、好きなもの。英訳して『フェイバリット』という事もある。
IEなどのブラウザで、WebサイトのURLを登録する機能や、pixivの各ユーザーページ登録・新着チェック機能の名称としても使われている。
NetscapeやFireFoxなど、一部のブラウザでは「ブックマーク」とも呼ばれている(名称としてはむしろこちらの方が主流)。
「IEのお気に入り」と「FireFoxのブックマーク」で用いられるファイルは、相互に互換性がないため、扱いどころに悩まされることもある。
pixivの場合、「公開お気に入り」と「非公開お気に入り」の2タイプがある。
前者の「公開お気に入り」は自分のユーザーページで「誰をお気に入りに入れているか」が公開され、また「自分を登録しているユーザー一覧」も知ることができる。言い方を変えれば、登録すると相手に知られる。
以前は公開・非公開どちらでも登録ユーザーの新着投稿チェック(サムネイルが表示される)が機能していたが、現在では「公開お気に入り」のみがそうなっている。
また互いにお気に入りに入れるとハートマークが併記される。
このため、良くいえばコミュニケーション・悪くいえばしがらみを作るシステムであり、性質・機能ともにマイピクに近い。純粋な新着チェッカーとしては使いにくいともいえる。
現在は「フォロー」と言う言葉に変わっている。
一部には「お気に返し」なる習慣(登録してきた相手を自分も登録する)もあるが、返してくれないからと怒るのは見当違いというものだ。
自分がフォローしている人を見るのはこちらから
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すべて見る【おまけと】天然黒音也さん×従順なトキヤさん【おまけ】
授業中。机の上で腕枕しながら教科書を眺める音也の傍で日向は立ち止まり、声をかけた。「一十木、分かるか?」音也は、疑問符と一緒に日向を見つめ返す。日向は板書されている問題を指差す。「あの問題、解いてみろよ」「…黒板に書けばいいの?」「おう。分かるのか?」意外そうに聞き返す日向を一瞥し、音也は何も持たずに立ち上がる。ポケットに手を突っ込みトキヤの隣に立つ。「ここです」「これ書いたら良いの?」「ええ。ここから、ここまで」「うん」「ちと堂々すぎやしねえか?」当たり前のように見せるトキヤと、当たり前のように聞く音也に、日向は言った。クラスメイトから堪えたような笑い声が漏れる。「分かるわけないんだから当たり前じゃん。テストで出来たらいいんでしょ?」「言ったな?」「うん。授業聞くよりトキヤのノートのほうが分かりやすいし」「……」日向は驚く。そうしている間にも音也はトキヤのノートを黒板に写した。◇授業中に「人のを見るな」と小煩いのに注意されてから、トキヤは授業によっては音也用のノートを作るようになった。特に嫌いな国語では重宝していて、何よりそのノートは、音也に取ってはプレゼントにも等しいのだ。トキヤは自覚していないが。◇別の日。日向は昼休み図書館の前でトキヤを待つ音也に話し掛けた。「最近お前真面目じゃん?」音也は以前みたいな威嚇もなく、「別に」と返す。「トキヤだって授業受けたいだろうと思って。一回我慢して授業受けたら、トキヤ喜んだから」「へえ?良かったな」「……。…今日は、授業中邪魔しないでね」「邪魔なんかしねえよ。指名するだけ」「やめろっつーの。今日は放課後まで我慢するって決めたんだから」「マジで?」「うん」「音也、お待たせしました…あれ先生」トキヤが出てきて日向に驚く。「先生とか言わなくて良いよトキヤ」「え…」日向は気にせず言った。「今日一日我慢したらなんかあるわけ?」「…!」トキヤの驚愕が顔に出た。音也が自慢げに言う。「金曜の放課後と土日、トキヤを自由に出来る」赤面して俯くトキヤを目を細めて音也は微笑む。「…もうちょっとなんだ」日向はため息をつく。「一ノ瀬、あんま自分安く売るなよ」トキヤに言って「せいぜい頑張れ」ひらひらと手を振って日向は立ち去った。しかし結局、日向の後の授業で、音也は先生と喧嘩した。鬱憤も貯まっていたらしい。その結果をうけて、トキヤがどうしたかは分からない。5,061文字pixiv小説作品- オススメ小説
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