かつての霧の湖の主
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かつてのきりのみずうみのあるじまたはぬし
かつての霧の湖の主とは、東方Projectに登場する「霧の湖」に関連する二次創作の設定の一つである。
東方Projectに登場する霧の湖とは妖怪の山の麓にある湖であり、妖精や妖怪が集まる場所である。
妖精や妖怪が集まりやすいとあれば、そこに集う存在の間で必然的にその強弱に基づくヒエラルキーが形成され、あるいは主のような存在もいたのではないかということも想像できる。
現在は主に相当するような存在は原作においては明確には登場していないが、そういった経緯もあって、二次創作において「それでは霧の湖の主は誰なのか?」との想像がなされたのである。
現在「霧の湖の主」として二次創作において作品が展開されているのは霧の湖の湖畔に立つ洋館である紅魔館の門番、紅美鈴である。
美鈴は紅魔館が幻想郷に入ってくる以前、あるいはそれを考える以前に彼女自身が幻想郷にどのように入ってきたのか(あるいはもともと後の幻想郷となった地にいた存在なのか)という経緯も不明である。
そこで美鈴に関する二次創作として、紅魔館の門番になる以前の「美鈴の過去」のひとつとして、後に『東方紅魔郷』などで発揮することになるその卓越した武術で以て霧の湖とその周辺に集う数多の妖精・妖怪たちの頂点にあったのだという、「かつての霧の湖の主」としての美鈴が想像されたのである。
「かつて」となっているのは、美鈴の場合では美鈴が今では紅魔館の門番としてそこに務めているため、と理由づけられる。
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