本編での関係
究極の一芸入学学校、アリス学園。そこには、アリスという不思議な能力を持つ子供たちが寮に住みながら通っていた。
日向棗は炎のアリスの持ち主で、学園の裏仕事をこなすという裏の顔を持つ危険人物だった。
彼は妹や親友を人質に取られ、学園の言うことを聞いているしかなかった。そのせいで彼は周りの人間を信じられなくなり、本来とは違う暗い性格になってしまっていた。
そんな彼の元へ、大好きな親友を追ってアリス学園に入学してきた転校生、佐倉蜜柑が現れる。彼女のアリスは〝無効化〟。棗のアリスをものともしない、アリスを打ち消す能力の持ち主だった。
どんなことにも屈しない、明るくポジティブな蜜柑との出会い、そしてなによりも、疎んでいた能力を打ち消す〝無効化〟との出会いが、棗の運命と心を大きく変えていく―――――――――。
作品内での扱い
「強すぎる力」を持つ棗と「打ち消す力」を持つ蜜柑は対で扱われることが多く、花とゆめ本誌連載時の表紙などにもツーショットが目立つ組み合わせの一つである。
また、二人の担任であるナルは、蜜柑のことを「彼(棗)にとって大きな影響を与える存在」などと言っていたり、入学当初の蜜柑に「その力<アリス>を本当に必要としてくれる人がいつか現れるよ」と声をかけたりしている。
蜜柑自身も、作品が進むほどに自分の力を誰が必要としているかが分かっていっている様子。
当初は周囲に心を閉ざしていた棗だったが、蜜柑との出会いにより優しい自分を周囲や蜜柑に出せるようになり、それに比例するように笑顔を見せるようにもなっていった。
お互いにお互いを守りたいと強く願っている描写が何度もあり、読者に強い印象を与えた。
ちなみに作品の当初で、10歳にして棗が蜜柑のパンツを脱がせると言う事件が発生している。その時蜜柑は「ウチもうお嫁に行けへん~」と発言しており、ナルに「その時は棗に責任取らせるから」と言われ「ぜったいイヤやー!!」と答えている。
名前の由来
カップリング名の由来は、「学園アリス7・5公式ファンブック」。
イラスト投稿コーナーで、作者の樋口橘がこの二人をそう呼んだのが始まりである。
(「『なつ』め」と「『みかん』」で『なつみかん』。)
pixivでの扱い
大体以下のものに分けられる。
棗の急な行動にドキドキさせられる蜜柑
お互いを想い合う2人
無邪気にじゃれあう(いちゃつく)2人
蜜柑がはじけるような笑顔・棗は無表情