表記揺れ
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小説について
赤川次郎が1989年に発表した長編小説作品。赤川本人をして「名刺代わり」と言うほどの代表作的存在。
交通事故で姉を亡くした少女が、その姉の声が聞こえるという怪奇現象に見舞われつつも、それを逆手にとって自らを鼓舞していく様子が描かれた。
映像化について
大林宣彦がメガホンを取って映画化され、1991年5月に松竹系の映画館で上映された。出演は石田ひかり、中嶋朋子ほか。
赤川は本来はこの作品を映画にして欲しくはなかったのだが、それを承知と覚悟で頭を下げに来た大林の姿勢に感銘を受けあっさり認めてしまった。しかも原作をほぼ忠実に再現された内容に仕上げたことで赤川は腰を抜かしたそうである。
なお、テレビ放送用に大林自身が編集したものが存在しており、映画公開半年前の1990年11月に、2週連続前後編という格好でNHK総合テレビで放送された。
メディアミックス・ジャパン(MMJ)の手によってテレビドラマ化もされている。1997年4月から6月にかけて、テレビ朝日系列局(ただし一部系列局除く)とテレビ高知(TBS系列局)にて放送された。全11話。