概要
田口囁一による漫画作品。コミック百合姫で2020年9月号から2023年3月号まで連載されていた。
ゆりひめ@ピクシブやマガポケ、ニコニコ静画などでも一部のエピソードを閲覧できる。
元々は作者が2019年11月のコミティアで発表した同人誌。
単行本全4巻完結。
あらすじ
〆切に追われる漫画家の「後輩」は、どうにか心をパッと明るくしたい。
そんな時、「現実逃避のプロ」を自任する、無職の「先輩」からアドバイス(誘惑)が…!
携帯を封印(物理)したり、意味もなく終点の駅まで行ったり、斜め上の贅沢をしてみたり…。
限界漫画家と、顔は良い無職。
ふたり暮らしな現実逃避コメディー!!
登場人物
- 「後輩」(メイン画像の黒髪の方)
いつも〆切に追われている漫画家。本人的には新人でも売れっ子でもないという認識の模様。
彼女がなんやかんやと苦しんでいるところを、先輩の口車に乗ったり自分から言い出したりして現実逃避が始まるのがこの漫画の定番の流れ。
収入はそこそこあるようだが、(先輩にそそのかされているとはいえ)一度逃避を始めると歯止めが利かなくなるタイプのようで、先輩の制止も聞かず取り返しのつかない事態を引き起こすこともしばしば。
自己申告によると身長178cm・体重65kgと、女性としては大柄の部類。
声優田村あかりのファンで、ラジオネーム「百合姫二太郎」で彼女のラジオにメールを送り、休日はオタ活に精を出している。
現在住んでいるのは板橋区のマリリンマンション。
実家の最寄り駅は埼玉県坂戸市の北坂戸駅。実家には判明している範囲では両親と妹、猫2匹が住んでいる。
- 「先輩」(メイン画像の小さい金髪の方)
無職。金髪(あるいは明るい茶髪)碧眼で、鼻のあたりにそばかすがあり、ルックスは自他ともに認めるほどの美少女…ではあるが、後輩の家に居候しており、いつも酒を飲んでいるか、寝ているか、ゲームしているかという感じで超自堕落。
気に入らないことがあるとすぐに中指を立てるお行儀の悪い悪癖がある。
後輩より1つ歳上。「現実逃避のプロ」を自任しており、あの手この手で後輩とともに現実からエスケープする。
幼児体型と言うほどではないが背が低く、体型はスレンダー。後輩と比べると頭ひとつ以上は身長差がある。
こう見えて(?)運転免許持ち。マイカーは持っていないが、カーシェアリングを活用して彼女の運転で遠出するエピソードがいくつかあり、というか、気まぐれで仕事を手伝っているのを除けば、先輩がほぼ唯一後輩の役に立っている場面だったりする。
夏の思い出としてクリスマスを挙げているため、南半球に住んでいた時期があるのだと思われる。
- 担当さん
二迅社の漫画編集者で、後輩の担当。〆切を守ったり守らなかったりする後輩に振り回されつつも、「先生の才能をみんなに知ってもらうのが私の仕事」と言って頑張っている。しかし、当の後輩は電話が来るたびに震え上がっている。
ものすごく酒に弱く、泣き上戸。
実家は静岡県の伊豆。
- 田村あかり
後輩が推している女性声優。愛称「あかりん」。作中で16歳の誕生日(30回目)を迎えた。
冠ラジオは「田村あかりのお茶目座流星群」。
余談
先輩が漫画家である後輩の描く空想の友達なのではないかと後輩自身が疑心暗鬼になったり、海に遊びに行った際の先輩目線の後輩が、遊びの役作りとはいえ『夏の幻影』を自称していたりと、『二人の関係は現実なのか?』と思わせるような描写がちょくちょくあるが、真相は不明。
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