『こんなことになるなんて。人間は、まだ気がついてないのかい?』
概要
まっくら森は2004年2月10日に発刊された絵本。本橋靖昭・絵 利光晋世・文。
元々まっくら森の歌自体が、本橋氏が当時のNHKみんなのうたプロデューサーだった利光氏にこのまっくら森の話をした所、谷山浩子氏に依頼して作曲されたという経歴がある曲であり、おおよそ20年の時を経てこうしてこの絵本が発刊されたのである。
また同年からNHK教育の番組、てれび絵本にも採用されている。(初回放送2004年11月29日
語り:利重剛)
あらすじ
ある時、夜になっても闇が訪れず、月や星さえも見えない何もかもが光に覆われ、【病気になってしまった町】で、黒く光る小さな石を拾った「ぼく」。
その石を拾った「ぼく」はまっくらさんと呼ばれる男を追いかけてまっくら森へと入っていくのであった…。
登場キャラクター
- ぼく・・・子猫の旅人。光に覆われて【病気になってしまった町】にやって来た所、黒い闇を吹き出す不思議な小さな石を拾い、それがきっかけでまっくらさんと、彼が住まうと言う森へと足を踏み入れることになる。因みに、まっくら森の歌のアニメーションに登場するネコではない。
- まっくらさん・・・まっくら森の歌に登場した謎の人そのもの。その正体はこちらでも不明だが、暗闇の番人と呼ばれている。役目を終えると森ごと移動し、人々の記憶からも忘れられてしまう。