概要
剣豪岩本虎眼の愛妾いく、彼女と関わりを持った者はいかなる些細なことであれ虎眼の怒りを買い、理不尽にもその手に掛けられる様を歌っており、いくをとらのかこいものと歌う。その斬殺の様を赤い物に喩えた共通点がある。
犠牲者
真っ白な犬
いくに菓子を貰ったところ、腹を割かれる。死に様はあかいはなさいた(赤い花咲いた)と歌われる。
呉服屋の許嫁
いくに名前を呼ばれたところ袈裟がけに斬られる。死に様もまたあかいけささいた(赤い袈裟咲いた)と歌われる。
奉行所のかみそり
いくの大店(おおだな)を訪ねたところ、胴を縦に一閃される。死に様はあかいまえだれさいた(赤い前垂れ咲いた)と歌われる。
伊良子清玄
前三者のかなり後に歌われた。(漫画として。劇中では最初からなのかあとから追加されたのかは不明。)いくとの密通により虎眼流、ひいては虎眼自身から制裁を受け、目を横一閃に斬られ失明する。確認できる限りでは「むーざんむーざん」唯一の生存者。童歌ではいくと同じ湯に浸かったことを歌われ、失明についてはあかいまがくしさいた(赤い目隠し咲いた)と歌われる。