やどかり(イラストレーター)
やどかり
淡く明るい色彩と細い線、リボンのような質感で描かれた髪、大きな瞳や頭身の低めの体格など、見ればそれと判る独特の画風を持ち味とする。
スカートの裾や毛先などが透けたような色味で描かれており、全体としては水彩塗りに近い。
特にローティーン前後のロリータ系の少女を多数描いており、画風や色彩によってそれらの持ち味を存分に引き出している。
銃火器など近代兵器を好んでイラストの画題に取り入れており、Pixivへの投稿作品には高確率で小銃やメカニックが描かれている。
『艦隊これくしょん』のサービス開始初期から駆逐艦娘を中心にイラストを担当している。しかし、サービス開始から2年余り、改二グラの追加はあったものの、新規艦娘の担当はおろか限定グラフィック(季節限定の衣装)も発表されないという状況が続いた。
2015年9月に、雷、電の浴衣グラが同時実装され、やどかり艦初の限定グラとなった。また、2017年9月には、Верный、同年12月には長月の限定グラが実装され、少しずつ数を増やしている。
さらに2017年5月には新規追加艦娘「ガングート」の担当となり、本人初の戦艦にして、初の新規追加艦娘となった。
担当艦娘はやどかり艦隊を参照のこと。デザインを担当した(実装済の)全15隻のうち、実に14隻が駆逐艦である。
初期(2013年ごろ)はデッサンの歪みがインターネット上で指摘されるなど、あまり画力に関する評価は高くなかった。
2015年頃から色使いが変化しており、それまでの明るい淡色から、濃く重い色彩も積極的に取り入れるようになっている。また、時代が下るごとに大人っぽいキャラクターも手がけており、全体的な画風が変化している。
具体的には、頭身が上がり、描画線がくっきり描かれるようになっている。また、縦長でアニメ的であった目の表現が、丸っぽく少しリアル寄りの表現に変化しており、2018年2月実装のタシュケントや、艦これ公式Twitterで公開された5周年を記念するイラストの皐月でも確認できる。
『Febri』VOL.20(2013年12月発売号)に掲載されたインタビューでは、『艦これ』がイラストレーターとして初めての仕事であったとコメントしている。