ここでは①の意味について解説していく。
概要
一般的な恋愛から派生した性癖の一種。あくまでもマゾヒズムやマゾではなく別物である。類語にやわらかマゾ、愛でられマゾがある。
「やわらかマゾ」が生まれた背景
性愛(あるいは恋愛)の場面において「男性が能動的にふるまうべき」という規範が前提にあり、だからこそ男性が受け身にふるまっているだけでそれをマゾと言うのがしっくりする表現になってしまった。
そこから受け身になって女性からリードされることをマゾと呼び始めるようになったもしくは(マゾではないが)マゾに括る他しかたがなくなってしまったのである。
その結果、SMなどのマゾ要素の美味しい部分だけが付加され「強くなくてもいい」「無条件に愛されたい」「こんな自分を受け入れられたい」という願望を詰め込んだものがやわらかマゾになった。
ちなみに2021年ごろから出てきたオタクに優しいギャルもやわらかマゾに通じるものがあり、何もしなくても顔と身体のいい異性から一方的に愛を注がれて愛され奉仕されるという部分がウケたものである。
【以下参考サイトより引用】
つまり、「自分が受け身な側になって愛されたい」というマゾでもなんでもないジャンルを何故マゾと呼ぶことになるのか、という話。
例えば女性向けであれば、こういうシチュエーションをわざわざ「マゾ向け」なんて言わないわけで。それがどういうことかっていうと、つまり性愛(あるいは恋愛)の場面において、男性が能動的にふるまうべきって規範が前提にある。
だからこそ、男性が受け身にふるまっているだけで、それをマゾと言うのがしっくりする表現になってしまう。
ただ「マゾである」という前提でやわらかマゾを扱うと見えないものがある。男性は性愛や恋愛においてどのように振る舞うべきとされているか、そこを踏まえて始めて「やわからマゾ」が示す欲望がわかりやすくなるんじゃないかと思う。
「自分が受け身な側になって愛されたい」というだけのことを「マゾ」という強い言葉を使ってやっと表現できるというのが興味深い。
はたして本当に「マゾ」なのか?
このように男性から見れば「マゾ」と呼ぶのが妥当という意見も見られるが、マゾに疎い層からは受け身の総称として使われるマゾに対し「それは本当にマゾなのか?」という疑念を持つ人が多い。
参考|結局「やわらかマゾ/愛でられマゾ(ソフトマゾ)」とは何だったのか?
やわらかマゾの特徴
- 社会からの現実逃避によりこのジャンルに入ることが多いので、基本的に自信がなくセックス経験がない童貞が多い傾向にある。また「強くなくてもいい」「無条件に愛されたい」という願望はあれど、そういう感情に対して負い目がある。なので男性側の「存在を認める」「快楽を与える」「甘やかす」ような言葉責め・プレイを好む。
- 痛いプレイや自身を侮辱するようなプレイを嫌い、あくまでも男の弱さを許し、愛する表現を好む。
- 基本は男性と女性のごく一般的なイチャラブものなので和姦になることが多い。
pixiv内作品の特徴
pixivでは以下内容に合致する作品にタグがつけられやすい。
ソフトマゾの代表的な性行為
手コキ / 足コキ / フェラ(フェラチオ) / パイズリ / パイフェラ / 騎乗位(対面騎乗位、がんばれ♥がんばれ♥)