概要
『アイドルマスターシンデレラガールズ』のユーザーのうち、依田芳乃(通称よしのん)を担当するプロデューサーを指す言葉。他の呼び方に「そなた」があるが、これは芳乃がプロデューサーを呼ぶときの呼称にちなむ。
芳乃が元・拝み屋という特殊な出自を持ち、超常的なオーラを放っていることから、よしのんPの中には単に「アイドルとプロデューサー」という関係を超えて、彼女を神のように信仰・崇拝する者もいる。
幻聴ネタ
彼らの中にはボイスが実装されていない頃から「声が聞こえる」、アニメに登場していなくても「出ている」と言ってはばからない者がいた。
重篤な者の中には『デレステ』のMVを見て「髪からいい匂いがする」などと口走るケースまで確認されている。
こうした書き込みに対し、他の担当Pは「よしのんPが隔離病棟から逃げた」「そっとしておこう」などと辛辣、あるいは塩対応で返すのが慣例であった。逆にエイプリルフールや芳乃の誕生日である7月3日には、よしのんPの言い分を肯定し、乗ってあげることもあった。
もちろん、すべて冗談だとわかった上でのやりとりである。
この一連のネタは前後の文脈に関係なく「声が聞こえる」と言い張ればねじ込むことができたため、芳乃の知名度を上げるのに一役買ったとか。
ボイス実装後
2016年、「第5回シンデレラガール総選挙」で芳乃が上位当選を果たし、本当にボイスが実装。
よしのんPが幻聴から解放される時が来たのだ。幻聴から開放されたところで髪の匂いまで感じ取ってしまう多感なPは手の施しようがないのだが。声優は高田憂希さん(法螺貝と兼任)。
これに対するよしのんPの回答は「芳乃にボイスが実装されたのではなく、我々に鼓膜が実装された」というもの。ボイスは元々実装されていた(ということになっている)ためである。
この「鼓膜が実装される」という言い回しは、他のボイス未実装アイドルにボイスが決定した場合にも使われるユーザーのスラングとなった。
こうした経緯を経て、何もないところに芳乃を感じ取るネタは自然と下火になっていったが、まれに無音やポポポ音のことを「旧ボイス」と呼ぶ場合がある。