概要
『アイドルマスター』シリーズを題材とした二次創作にプロデューサーを登場させる場合に、それをどんな人物にするか、という選択肢はいくつかある。
ひとつは、没入感を重視するため顔や目をあえて描写せず没個性にしたプロデューサー(エロゲ主人公に近い)。
ひとつは、顔面にアルファベットの『P』を貼りつけたり、頭部そのものを『P』に置き換えたプロデューサー。
ひとつは、アニメやコミカライズ等、公式メディアミックス作品に登場したプロデューサー(赤羽根P、武内P、内匠P等)。
そして、作者独自に外見や設定などを与え、個性付けを施したプロデューサー。すなわち創作P(オリジナルP)である。
Pixivにおける創作P
作者によってその姿形は千差万別。イケメンであったり、おっさんであったり、ショタであったり、あるいは女性であったりするだろう。大抵は名無しの「プロデューサー」と呼ばれるが、個人名が設定されている作品も存在する。
所謂オリキャラとしての側面が強いためか、キャプションで「この作品には創作Pが登場します」「オリジナルP注意」などの但し書きが添えられている場合もある。
初めから明確な設定を持ったPとして作る場合もあれば、必要な設定だけ持たせている場合、必要な設定だけだったのがずっと連載していたら取っていた行動の蓄積で自然に個性がついてしまった場合などもある。
また、積極的に作ろうとしなくても、話の都合上クズである必要がある場合や、担当アイドルにとってPが『例外』となる性質を持つ(きらりよりデカい、まゆより病んでおりまゆを恐れない、など)といったように、一般的なPの範疇から逸脱した個性が必要になってくる場合もある。
この外には「アイドルから逆算してPを作る」といったある種の創作も存在する。
創作Pはその付与された特徴によってアイドルからプロデューサーへの反応が原作と大きく変わる場合があり、そこにも創作要素が発生する。
例えば、最も頻出しかつ広汎に影響する例はPを女性にするというもので、同性となることで大半の女性アイドルから恋愛感情が抜け、同性でも構わず向かって来そうなものも一部おり、どっちにしても本篇とは違った関係が構築される。
逆に、性別を他より暈しているSideMでこれを設定することで他ブランド並みに恋愛感情を向けたらどうなるか、ということも可能。
タグとしての創作P
ほぼ同じポジションと言える『艦これ』の創作提督や『刀剣乱舞』の創作審神者に比べると、タグが普及していないようだ。創作Pが登場する作品でもタグはついていない場合が多い(勿論、タグつけの有無は任意であり、必須ではありません)。