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概要編集

てんとう虫コミックス15巻及び、藤子・F・不二雄大全集6巻に収録


銃とスコープ画面がセットになった道具。銃で狙った物や人に落書きをする事ができる。


ストーリー編集

のび太は壁に落書きをするジャイアンとスネ夫によした方がいいと忠告したが、2人は「絵が下手だからあんなこと言ってる」と相手にしなかった。だがその時、この家の男性が現れ落書きを見つけ怒って来たため、ジャイアンとスネ夫は自分達が描いたんじゃないとしらを切り、のび太は濡れ衣を着せられてしまった。


帰ってのび太がこのことを話すとドラえもんは「ひどい奴らだ」と激怒し、仕返しをするため「らくがきじゅう」を取り出してた。そして試しに向こう側の屋根にいた猫に落書きをして見せ、のび太もこれを使ってスネ夫の顔に落書きをし、スネ夫は落書きを落とそうと必死に顔を浮いたが落ちず、最終的には顔が真っ黒になりしずかに笑われて逃げ出して行った。


その後のび太はジャイアンを見つけると、これを使って通り過ぎた後の壁に落書きをし、ジャイアンは先ほどの男性に怒られ、壁を綺麗にするよう強いられることとなった。だが消せば消すほど落書きは増えて行き、ジャイアンは更に怒られそうになり、のび太もこれで気が済んだので、この辺でやめておくことにした。


アニメにおける原作との主な相違点編集

アニメにおける原作との主な相違点

大山版は1979年12月15日及び1993年2月12日に、水田版は2022年2月12日に放送している。


1979年版編集

  • のび太の頭にできたたんこぶは3つだった。またドラえもんがらくがきじゅうを出した際、のび太はこれを本物の十だと思っていた。
  • スネ夫はしずかに、さっきのび太が男性に怒られていた時のことを話していた。
  • 壁に書かれた「バカ」の字は少なめになっていて、のび太は最後、男性の背中にへのへのもへじを描き、顔にも落書きをしていた。これで男性は通りかかった猫から笑われていた。
  • 本編終了後のショートアニメはドラえもんがコンパクトを見ながら、自分の顔にメイクをするというものだった。

1993年版編集

  • サブタイトルが「らくがきでしかえし」
  • ジャイアンとスネ夫が落書きをしようと思ったのは、授業で先生が1万数千年前にフランスのラスコーの洞窟に描かれた壁画のことを解説していて、落書きが歴史に残ると勘違いしたから。
  • のび太が帰って来た時ドラえもんはどら焼きを食べていて、のび太は殴られたものの帰って来た時にはたんこぶはできておらず、それに加え30分も説教をされていた。ちなみにのび太は1979年版と同じく、最初らくがきじゅうを本物の銃だと思っていた。
  • ドラえもんは道具の説明をする際のび太の顔に髭を書いていて、ミーちゃんに落書きをしたのはのび太になっている。そしてこのことでのび太が出て行った後、ドラえもんはミーちゃんに謝りに行った。また、のび太は家から出る前にこの道具でママの顔にも落書きをしてイタズラをしている。
  • 空地でスネ夫と話していたのは、しずかの他に女子が二人いて、スネ夫の落書きを笑っていたのは主にこの二人で、しずかも最初は堪えていたが最後は我慢できずに笑ってしまった。一方スネ夫は家に逃げ帰って母親に自分の顔に落書きがないか尋ねたが、この時既に落書きは消えていた。ちなみにスネ夫はコンパクトや刺しゅう入りのハンカチを女子たちから褒められていた。
  • 落書きの言いがかりを付けられた時、ジャイアンはムクの散歩中だった。また男性は最終的にはこの落書きに面白みを感じ、ジャイアンにこの壁に落書きをすることを許可した。そしてジャイアンはしずかとスネ夫も呼んできて3人で落書きをしていて、途中からのび太もこれに加わったが、描いた落書きからイタズラをしていたことがバレてしまい、ジャイアンに追われることとなってしまった。

2022年版編集

  • のび太がドラえもんに泣き付いたのは、空地の土管の上で昼寝をしている最中にジャイアンとスネ夫に、顔や手の甲に落書きをされ、町の人々に笑われたから。
  • ドラえもんは道具の説明をする際、部屋にあったピンクのボールに落書きをしたり、屋根の塗装をしていた男性に塗っていたのと同じ色を塗ったりしていた。またのび太もこれを借りて、木の葉を狙い撃ちしていて、葉っぱには「の」の字を書いていた。
  • ジャイアンとスネ夫はわざと自分達で描いた落書きを消し、そのお礼としてシュークリームをもらおうとしていた。そしてそこにのび太がやって来て、壁に「バカ」の字を連射した。
  • そしてドラえもんとのび太はしずかからかなりあが逃げてしまったことを聞かされ、かなりあが黒猫に襲われそうだったので、この道具を使ってカナリアに派手なペイントをして黒猫を驚かせて退散させた。
  • その後ドラえもん達はこの道具を使って雲に落書きをして遊んでいて、そこにジャイアンとスネ夫も混ぜてくれと頼んできた。さっきの落書きの件があったので、のび太は最初渋っていたが、ドラえもんとしずかから許してあげたらと言われたので、渋々OKした。
  • そしてジャイアンとスネ夫はこの道具を使って公園の遊具に落書きをしていたが、しずかが上から色違いでリペイントしたことで落書きは消え、スネ夫もこれにヒントを得て彼女の服に花柄を描いている。
  • だがドラえもんを緑と青にしたり、緑と赤(ポスト)にしたりし、のび太もジャイアンとスネ夫に服や顔に落書きをされてしまい、落書きの早打ち合戦に発展してししまった。けれどもいくらやっても決着がつかず、最終的には落書きで変な顔になったお互いを笑い合ったが、気が付けば落書きで街や人々がメチャメチャになっていることに気付き、4人は慌てて謝りながら逃げて行った。

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