りぽぐら!
りぽぐら
文字を封じるたびに、物語は生まれ変わる。
2014年1月に講談社ノベルスから刊行された、西尾維新による小説。2022年6月に文庫版が講談社文庫から発売。
全三話の短編集をそれぞれ4つのグループに分け、『特定の文字を使わない』というルールと共に紡いでいく作品。
それぞれのグループ内の話は全く同じ展開でストーリーが語られるが、上記の縛りによって雰囲気や語り部のキャラは別物と化しており、一つ一つを新鮮な形で読む事が出来る。
タイトルの由来は、特定の文字を使わない制約で書かれた作品を表す『リポグラム』。
Lv.1
① 最初に短編小説を制限なく執筆。
② 五十音46字から、任意の6字を選択。
③ 残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。
④ その10字を使用しないで、①の短編小説をグループごと4パターン、執筆する!
⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱い。音引きはその際の母音とする。
⑥ ②の6字は、どのパターンでも使用可。
Lv.2
① 最初に短編小説を制限なく執筆。
② 五十音46字から、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。
③ 残った6字が、自動的にフリーワードとなる。
④ ②で選んだ10字を使用しないで、①の短編小説をグループごと4パターン、執筆する!
⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱い。音引きはその際の母音とする。
⑥ ③の6字は、どのパターンでも使用可。
Lv.3
① 最初に短編小説を制限なく執筆。
② 五十音46字から、くじ引きで10字ずつ、4グループを準備する。
③ 残った6字が厳禁ワードとなる! この6字は、全てのパターンで使用禁止。
④ ②で選んだ10字と③で選んだ6字の合計16字を使用しないで、①の短編小説をグループごと4パターン、執筆する!
⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱い。音引きはその際の母音とする。