概要
わくわくソニックパトカーとは、セガが1991年に発売したキディライド(幼児向け乗り物型遊具)の一種。
『わくわくパジェロ』『わくわくジャンボ』に続く『わくわくシリーズ』第3段として開発され、同年に発売されたばかりのソニック・ザ・ヘッジホッグのキャラクターを使用したゲーム「はりねずみソニックのおまわりさん」を搭載している。
はりねずみソニックのおまわりさん
警察官となったソニックがパトカーを運転してパトロールするゲーム。
ソニックシリーズとしては初の日本語音声で話すゲームで、ソニックの声優はテレビCMと同じく古川登志夫が担当。
ゲームの流れ
「ソニックパトカー、発進!」
「ィヤッホー!」
パトカーに乗ったソニックが画面内をぐるぐると回り続け、得意のスピンジャンプを披露した後、中心にタイトルが書かれた木の立て札が登場。
更に放置すると立て札が回転して裏側になり、Dr.エッグマンの顔と共に「●●円 いれてね」と表示される。
ゲーム開始
「やあ!みんな、こんにちわ!おれのなまえはソニック!」
「おれのしごとは、わるいやつをつかまえること。つまり、おまわりさんってわけさ」
「さっそくきょうも、まちのへわをまもるため、パトロールにしゅっぱーつ!」
「みんな、ちゃんとうんてんしてくれよな!」
「けいさつしょ」から登場したソニックが自己紹介した後にパトカーに乗って道路に向かう。
操作はハンドルとアクセルペタルの他、サイレンを鳴らすスイッチ、左右のウィンカーを点灯させるレバー、ターボパワーを発動するレバー、ソニックがスピンジャンプするボタンなど、自由な操作を体験できる。
道路は3車線あり、右端が反対車線となっており、それぞれに一般車が往来している。
一般車に接触するとパトカーはスピンして少しのあいだ操作不能、一般車は弾き飛ばされてしまう。
赤信号で停車
「おおっと、赤信号!ストップ!」
「やあ、こんにちわ!ピッキー、ポッキー、フリッキー」
赤信号で自動的に停車。(操作系統にブレーキがない)
横断歩道を渡る動物たちに挨拶する。
暴走車と戦闘
「わしのなまえはドクターエッグマン。じゃまなくるまはふみつぶすぞ!」
「やめろー!エッグマン!」
「ソニック、じゃまなやつめ。これでもくらえ!」
暴走運転をするDr.エッグマンの車と戦闘になる。
エッグマンが投げてくる爆弾を避けながらスピンジャンプで複数回攻撃すると撃破、捨てセリフと共に退散するが、一定時間以内に撃破できないと逃げられてしまう。
今作でエッグマンの声優を担当しているのは佐藤正治で、後のアーケードゲーム『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』でもエッグマンを演じている。
ゲーム終了
「へぇ~、きょうのパトロールはこれでおしまい!」
「みんなは、こうつうルールをまもってね。じゃあみんな、またあおう。センキュー」
「けいさつしょ」に帰ってきたソニックが別れの挨拶をした後、プレイ内容に応じて5段階の評価が下される。