概要
The Coffin of Andy and Leyley(アンディとレイレイの棺)の登場人物で、主人公の一人。
アンドリューの妹であり、20歳。アンドリューからは「レイレイ」と呼ばれることがある。
感染症を理由に兄と共に狭いアパートに閉じ込められており、飢餓に近い状態に置かれている。しかし、二人だけの空間に一種の安らぎを見出している。
一人称は「あたし」。
苛烈かつ過激な性格でヒステリック。やや論理感が欠けており決断が早く、物怖じしない。
両親から誕生日を忘れられる程放任されており、兄によって育てられた。信頼できる友人もおらず、兄曰く「ぼっち」。
意外と家庭的で、家事と掃除もそつなくこなす。
幼少期からアンドリューに対して強い執着と独占欲を抱いており、兄に近づく異性を徹底的に排除してきた。
ネタバレ注意
これからはあたしがあなたの一番ね!!
お兄ちゃんが話せるのはあたしだけ!!
お兄ちゃんはあたしとくっつくの!!
兄を独占する為ならば殺人を厭わないメンヘラ女子。
兄のアンドリューに病的なまでの独占欲と執着心を持つ。
その依存ぶりは兄に好意を持つ異性を執拗に虐め、殺意を抱く程危うい。実際に幼い頃に同級生のニーナを事故という形で殺しており、兄を強制的に共犯に仕立て上げた事で二度と離れないように誓約させた程。
監禁されて飢餓状態に陥っても兄と一緒にいられる事を密かに喜んでいた。
兄と生きる為ならばカニバリズムに抵抗はなく、人間を解体し平然と調理する。
悪魔から入手したタリスマンの有能性から、今後の逃亡生活の為に兄は自分から離れないと考え、積極的に禁忌に手を染めていった。
ここまで人間性が歪んでしまったのは、母親の放任に原因がある模様。
母親はアンドリューが「とてもお利口さん」だったので二人目を出産したが期待外れだった。兄妹の仲が良い事を理由に息子に娘の面倒を押し付け、親としては最低限の気遣いのみ。夫婦仲は良好でも父親は子供の名前を間違えて覚える等、平凡な家庭とは言い難い歪な環境で育つ。当然ながら両親に対して良い感情は持っていない。
しかし監禁生活の中で母親に助けを求めたり、これまで顧みられなかった恨みを吐き出しているので、両親に愛されなかったが故に兄に依存するようになったと考えられる。
上述の行いからサイコパスに見えるが、歪んだ家庭環境や衝動性が強く感情的に行動するので、ソシオパスと思われる。