概要
The Coffin of Andy and Leyley(アンディとレイレイの棺)の登場人物で、主人公の一人。
アシュレイの兄。22歳の大学生。
「アンディ」と呼ばれることがあるが、本人はこの呼び方を嫌っている。
感染症を理由に妹と共に狭いアパートに閉じ込められており、飢餓に近い状態に置かれている。
一人称は「俺」または「僕」。
慎重な性格で常識人。優柔不断なので選択に後悔する事がある。喫煙者。不眠症。
幼い頃から友達は多くモテており、恋人ジュリアがいたがエピソード1で破綻した。
両親の前では普通に接しているがネグレクトに近い環境で育ち、妹の面倒を見ながら生きてきた。
母親に服従する父親を自分と重ね見ており、密かに嫌悪感を抱いている。
過激なブラコンの妹に辟易しつつも傍を離れようとはせず、過剰なスキンシップを取る。
ネタバレ注意
「よく聞け、俺はお前を選んだんだ」
「幸せな家族ごっこが開催されるってんなら、それは俺とお前の二人だけだ」
「お前にはもうアンドリューしかいないって言うのに」
一見、過激なアシュレイが異常者に思えるが、ある意味でその妹以上に危険人物。
作中では頭脳担当で、殺人の他に人間の解体もする。
初めは抵抗を見せたが物語が進行するにつれて順応していき、事が済んでしまえばソレが肉親であってもモノとして扱うようになった。(選択肢によってはアシュレイが密かに怯える程に変化していく。隠していた歪な人間性が表面化したのか、過酷な現実で狂ったのかは不明)
解体した後、妹が仕上げた料理を淡々と食し、親の頭蓋骨を笑いながら遊び道具に使う異常性を見せるようになる。
妹であるアシュレイの事は「好きだが疲れる」相手。
基本的に彼女の我儘(暴走)に振り回されているが実際はお互いに依存し合っている。
病的なまでの独占欲と執着心を兄に抱くアシュレイに対し、アンドリューの場合は支配欲の傾向がある上に、血の繋がった実の妹を女として意識している節がある。そして妹を守る為であるなら殺人すら厭わない。
恋人ジュリアを妹の代わりにし、彼女がアシュレイに執拗な嫌がらせを受けても守ろうとせず同じ髪型にさせようとしたり、母親が妹を貶すと真顔で刃物を向けて静かに憤りを見せた。
アシュレイが自分以外の男に触れられるのは許さず、アパートの脱出の手段に隣人との妊娠、金策でデリヘル登録を提案したときは激怒して反対した。
選択肢の一つで事後の未来視を見た時、気まずげな妹の反応とは違い赤面だった。
幼少期から歪さが垣間見えており、自分に好意を寄せていたニーナを間接的に殺してしまったときは「刑務所に入ったらレイレイと離れ離れになってしまう」と恐れ、率先して遺体を埋めて墓を作った。それを逆手に取ったアシュレイに「ずっと一緒にいようね」と脅迫され、後から血の誓いを立て直した。
この一件以降不眠症になり、今でもアシュレイに添い寝して貰わなければ眠れなくなった。
自己中心的なアシュレイは一見するとサイコパスに思えるが、アンドリューの言動や行動もまた支配型サイコパスの特徴がある。
・社交性が高い。
・平気で嘘を吐ける。
・頭脳明晰。
・殺人に躊躇ない。
アシュレイの場合は、エピソード2の母親の考察で異常な人格形成の根本的な原因は育児に不干渉であった親にあると描かれのだが、アンドリューにはまだない。
また、長年患っている不眠症は病院や睡眠薬でなくアシュレイとの添い寝を選んでいる事から、本人が治療する気がないと思われる。