概要
今は昔、スペイン軍が訪れるまでアメリカ大陸にて栄えたアステカ文明。
太陽信仰を行っていた彼らは神聖なる祭壇で神に生贄を差し出していた、それも極めて残酷な方法で。
その呪いが写真となって現代に具現化されたのが「アステカの祭壇」である。
写真は撮影された年代も場所も被写体の人物も関連性が全く無く、黄色や赤い靄が写真全体を覆っているのが特徴。
その靄の形がアステカの壺などの祭具らしく見えなくもない。「USO!?ジャパン」がこの写真を取り上げたところ霊能者を含む大勢から苦情が寄せられた為、これ以降心霊番組の衰退を招いたという都市伝説として語られている。
その結果「画面越しにでも閲覧すると不幸が訪れる」
といったように話に尾ひれがついてしまった様である。
※検索の結果、どのような不快な思いをしても、投稿者や運営および当該サイトの管理者・当記事の筆者らは絶対に責任を負いません。
「この写真を見ると祟られると言ったな。あれは嘘だ。」
真相
以上が「アステカの祭具」にまつわる恐ろしい逸話である。
しかし、そもそも神への捧げ物が呪いに変わってしまっては元も子もないであろう。
アステカ帝国は生贄を確保するため花戦争と呼ばれる戦争を起こしては捕虜を確保して、敵対国から恨みを買っていた。祭司が行った儀式で犠牲になったものは数知れず、生贄の立場からすれば呪いたくもなるだろう。
実際はこの靄のようなものはフィルムに露光、抑えるための金具が入ってしまった失敗写真である。実際に苦情の電話は来たものの、実際は写真の専門家達からの苦情であり、インチキな心霊写真を紹介するなというものであった。
更に、現代ではフィルム入りカメラはほとんど使用されなくなった為、ビデオカメラやスマートフォンのカメラでは一切現れなくなった。
おそらくこの話が有名になった理由としては「複数枚の関係性の無い写真に同じ靄が映り込む」という衝撃的な写真であることや、背景の「アステカ文明」「生贄」などのワードが異例かつ浪漫があるからだと考えられる。
関連タグ
アステカの石像 遊戯王OCGをはじめ、原作漫画の遊戯王でも、違法に複製されたエクゾディアデッキの使い手のレアハンターが、エクゾディア完成までの壁役として使っていたモンスターカード。アニメ版では通常モンスターとしてアステカの神を象った石像という仰々しいフレーバーテキストが付いてる他、OCGにおいてはこのカードが攻撃された場合、その戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは倍になるという、そこはかとなく軽々には触れてはいけないという部分がクローズアップされたカードとなっている。