概要
闇妖精(ダークエルフ)の村に住む青年。年齢は200歳ちょっと(本人談)。
村の権力中枢の1つ『狩猟場』に所属しており、村の野伏(レンジャー)を統括する狩猟頭の地位に就いている。
人物像
上述の通り高い地位に就いているが、彼もまたエグニアと同じく特権意識などを持たない、善良で誠実な性格。
そのエグニアの方が野伏としての力量も村への影響力も自分より上だという事を認めており、早めに彼に狩猟頭の座を譲りたいと思っているが、「派閥の対立が深まるだけ」だと断られている。
村内ではどの派閥にも属さない中立派である模様。そのため配下の野伏達が『長老会』に対する不満を口にする度に制止してはいるが、だからといって彼等の不満を理解出来ない訳でもなく、板挟みで苦しい立場にある。
容姿
特に記述はなかったが、アウラから300歳以上だと思われている場面があったため、どうやら実年齢よりも老けて見えるらしい(上述の中立の立場故の心労が、主な原因と考えられる)。
加えてそのアウラからは、「長老と比べても、あんまり変わらないくらい」とまで思われていた(長老達の外見年齢は、人間で言うところの30代半ば程らしい)。
強さ
罠を使った狩りを得意としているが、それを除いても総合的な能力ではエグニアに大きく劣る。
しかし狩猟頭という立場にいる以上、優秀な野伏なのは間違いない。
作中の動向
初登場は書籍版15巻の3章から。アンキロウルスス・ロードの雄叫びを聞き取った、エグニアの招集に応じた場面で登場。
アウラによってアンキロウルスス・ロードが撃退された(マッチポンプだが)後は、恩人である彼女の前で派閥争いの醜態を晒され、胃を痛めている。
幻術でダークエルフに化け、アウラの叔父を名乗るアインズが村を訪れた際は、彼が持つドワーフ製の鏃を手に取り「素晴らしいものだから交換して欲しい」と申し出ている。