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闇妖精の村

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だーくえるふのむら

闇妖精(ダークエルフ)の村とは、丸山くがね作のライトノベル『オーバーロード』に登場する村である。

概要

300年前、魔樹ザイトルクワエの脅威によりトブの大森林から逃げ出してきた闇妖精(ダークエルフ)達によって、エイヴァーシャー大森林内に造られた村。

森妖精(エルフ)の王国より深く、人間が足を踏み入れられない場所に存在し、人間との関わりは貿易などであっても一切持とうとしない。

そのため、スレイン法国はダークエルフ達を嫌悪する事はあれど、エルフの様に無条件に敵対する事は無い。

作中でアインズ一行が訪れた村は、森妖精の王国から南東に行った場所にある「三樹」と呼ばれる大きな木の近くに位置する。

近隣の闇妖精の村でも最大の規模を誇るが、人口は200人を超える程度。この村の権力中枢は『長老会』『狩猟場』『薬事長』『祭司長』と呼ばれる4つの派閥で、狩猟場を中心に回っている。

なおこの村では、転移後の世界では珍しくフルネームが『姓・名』の構成となっており、姓は果物の名前で統一されている。

文化

一口に「村」と言っても、森があまりにも広大なためにエルフの村が多数存在する様に、ダークエルフの村も多数存在する。

 

ダークエルフ達はモンスターへの対抗策として、「臭い」を利用して追い払っている(例として香りの強いハーブを村の周りに植えたり、獣が嫌う特殊な薬を作って振りかけたり、あるいは効果時間と有効範囲が限定的なドルイドの魔法を行使するなど)。

これはトブの大森林に住んでいた頃、トレントなどの森の住民が教えてくれた知恵で、このお陰で王都を除く他の場所と比較すると安全が約束されている(なおこの方法をエルフ達に教えないのは、下手に広めて他の村からも似た様な臭いがすると、モンスターのみならず獣にも「この臭いの近くには餌がある」と認識される様になってしまい、むしろ危険度が増すため)。

近親種のエルフ達とは交流が薄いが、過去の大移動で自分達を受け入れてくれた彼等に対する恩は覚えており、それなりの義理はある。

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