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「ぼくらは闇の力になんて負けない」

「ボクたちのむすめに生まれてきてくれて、ありがとう。フウカ」

概要

児童文庫・ポプラポケット文庫の作品『らくだい魔女』の登場人物。

物語開始時点で既にこの世を去っており、作中には例外を除き会話内や回想シーンにて登場。

闇の魔女メガイラを封印した四人の英雄のうちの一人…。

のはずなのだが、彼の功績や存在は後世に伝えられておらず、メガイラを封印したのは

フウカの母親・レイアチトセの父親・ロイドカリンの母親・カレン

の三人ということになっている。

それどころか、彼の存在は魔法の国にて超極秘情報とされており、銀の城の女王等ごく一部の者にしか知られていない。

レイアの夫であり、フウカの父親にあたる人物。

人物像

金色の髪と金色の瞳を持っており、これは娘のフウカに遺伝している。

一人称はボク/ぼく。「~だよ」「~かな?」など、おっとりした口調で話す。

性格について、16巻ではマイペースのんびりした人物として描かれているが、フウカに友達がいることを知って声を弾ませたり、娘の初デートの日を「父親として絶対に邪魔しなければならない、最初の難関」と捉えているなど無邪気な面も見られる。

また、次元の歪に落ちそうになった幼少のノノ・リリーを助けた代わりに、自らの大事なものを歪に落としたり、シイナが命の危機に瀕した際に、自らの命と引き換えに彼女を救ったりと自己犠牲的な面も目立つ。

このような性格故に、フウカからは「ふしぎな人」ノノからは「ヒーロー」シイナからは「本物の英雄」といった評価を受けている。

青年時代には、怪獣の着ぐるみ姿で風船くばりのアルバイトをしていた。

本人曰く、手先はレイアよりも器用であり、作中ではフウカのほどけたリボンを結び直している。

また 黒の城の王・リシャール曰く、フウカ同様運が強いらしい。

魔法について

娘のフウカが受け継いでいることから、彼は火の使い手であったと思われる。

また、一般人が両親の力を二つ受け継ぐことはあるが

「風の力をあやつる銀の城の者が、他の属性の力も同時に扱えるのはすごいこと」

であるため、カリンからは、

彼は銀の女王に負けないくらい、すごい力を持った火の使い手だったはずだ

と評価されている。

以下ネタバレ注意。

正体

世界を一瞬にして薙ぎ払い、火の海に変えるというほどの力を持つ火炎の竜

その力を操ることができる唯一の存在であることから、金色の髪を持った「火の民」は「魔界の王」及び「大いなる闇の一族」と呼ばれていた。

そのため 金色の髪は、魔法の国では「呪われた金色の髪」と忌み嫌われているのに対し、魔界では王の象徴であることから「英雄の証」とされている。

しかしそんな火の民も、疾うの昔に滅亡した。

…はずだったのだが、あるとき金色の髪をした火の使い手が現れたという噂が流れる。

その火の使い手こそがアベル其の人である。

らくだい魔女と闇の宮殿

命を対価に願いを叶え、持っているだけで力を消耗させるイデアの杖

その杖から逃れられず、泣きじゃくるシイナの前に彼は突如現れる。

そして「もう、だいじょうぶだ」と彼女の代わりに杖を手に取り、その生涯に幕を閉じた

…と18巻にてシイナの口から語られているが、正直なところ何故彼が現れたのか、そしてその後どうなったのかはよくわからないらしい。

ちなみ彼女は、喧嘩を仕掛けに彼の元を頻繁に訪れていたため、以前から両者は面識があったようだ。

余談

16巻にてアベルの手がフウカの髪に触れた際に

「この声も、この手も、このにおいも、なぜかとってもなつかしく感じる――――。」

とあるのだが

11巻ではあの人に対し「やさしい声とあたたかい手、きこえる鼓動にだんだん気持ちがおちついてくる」

18巻ではあの人に対し「(頭に手を置かれて)やっぱり、この人をあたしは知ってるような気がした。」

などと何やら似たような描写が施されている。

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