アラトロン

あらとろん

アラトロンとは「オリンピアの天使」の一人。

概要

土星を司る精霊。神が創造した可視宇宙における49の区画を支配する。

49人の王、42人の君主（プリンス）、35の総督、28の公爵、21人の宰相、14人の使者を部下とする。

更に490人の精霊からなる軍団を36000率いる。配下の数は七人の中で最も多い。

『アルバテル』では彼自身の力として

①どんなものでも一瞬にして石にする。動物、植物を問わない。

②炭を宝に、宝を炭に変える。

③親しい相手に限られた権能（使い魔とも）を与える。

④錬金術、魔術、自然学（アーサー・E・ウェイト編『黒魔術と協定の書』の翻訳では「医術」、ロバート・ターナー訳では「物理学」）を教える。

⑤人とピュグマイオイ（ピグミー、ギリシャ神話に由来する小人種族）を和解させる。また人を毛深くさせる。

⑥人を不可視にする。

⑦不妊の人を妊娠させ、長生きにする。

が記述されている。

フィクションにおける言及

バトルスピリッツ：「オリンピアの天使アラトロン」のカード名で登場。

ファンタシースターオンライン2：作中に登場する組織「マザー・クラスタ」のメンバーはオリンピアの天使から名をとられており、その一人にアラトロン・トルストイがいる。

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