エレンとアルミンの基本的な関係性についてはシガンシナ組参照。
体格はエレン170cm63kg、アルミン163cm55kgでありアルミンの方が小さい。また、訓練兵団卒業時の成績もエレンが上位5位、アルミン上位10位圏外(ただし座学ではトップ)。幼少時から虐められっ子であったアルミンを頻繁にエレンが助けていたこともあり、トロスト区戦でのアルミン演説シーンまではアルミンがエレン(及びミカサ)に対して引け目や劣等感を抱いている描写があった。
エレンの巨人化能力が発現し、以後エレンとアルミンの間で守り守られる関係が逆転したことから下剋上カップリングとみなすことができる。また、それに付随して二人の性格や積極性、立場にも変化が見られる。
アルミンは「何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう」(7巻)の言葉通り、同期(ネタバレ注意)の正体を見破り捕獲するための罠を自ら発案・実行したり、エレンを救出するために実際に人間性を捨てたりするなどエレンを守るという目的のために手段を選ばない冷徹ともとれる成長を遂げる。中央憲兵の女性を手にかけたことで面構えが変わったようである。
一方、同期の裏切りをなかなか受け入れられなかったり、自分のために犠牲者が多数出ることに重大な責任を感じるようになったエレンは次第に苦悩するようになっていく。やがてレイス家の地下礼拝堂にて自身の重大な秘密(ネタバレ注意)を知り、性格が変わるほどの衝撃を受けた。
ロッド・レイス討伐後はフラッシュバックに苛まれたり放心状態・自信喪失状態にある様子がしばしば見受けられる。また、かねてより強く抱いていた「巨人を駆逐する」という目的意識に対しても猜疑心が生まれた様子であり、物静かで内向的で自省的な性格に変化した。
なお、鎧の巨人にエレンが連れ去られた際アルミンが壁上で発した台詞「…そういえばそうだね。エレンは昔っから一人で突っ走って行くんだ、僕らを置いて。本人が望むにしろ望まないにしろ…いつもそうだ、きっとそういう星の下に生まれついたんだよ……エレンは」(11巻)はその詩的かつロマンチックな響きから掲載当時話題になった。