CV:浅利遼太
概要
十年前
第二(セカンド)エクソシストの被験体。鼻に大きな傷がある。
新しく目覚めた仲間である「YU」と仲良くなるよう「友達の作り方」の本を読む等、あの悪夢のような環境で生きてきたのに健気である。
好きなものはマヨネーズ。カプセル薬をどんぶりにして上からマヨネーズをかけて食べる。
どんな食い物だよ…
後にYUが完全凍結をされる事を知り救出に向かうも、中央庁戦闘部隊の鴉が放った炎羽によって肌を丸焦げにされてしまう。しかし第二エクソシスト、肌はすぐに再生し治っていくのだが、再生中の肌の描写は中々にグロい。
そこからYUを助けたい想いにイノセンスが反応し、鴉を一掃するも、彼の目に写ったのは第二エクソシスト計画の真実だった。自分が死んだエクソシストだった事、身体は他人の器であり、聖戦から逃げられない事を知ったアルマは暴走。研究員を一部を除きイノセンスで皆殺しにする。
殺そうとしても再生する自分の身体に涙し、止められない想いからYUと無理心中しようとする。
だが…
「ごめんアルマ…。俺は生きたい。お前を破壊してでも…!!」
YUによって再生不能になるまで身体をバラバラにされ、死亡。
母体として
……しかし実は、彼はまだ死亡していなかった。
継ぎ接ぎで身体を止められ、第三(サード)エクソシスト計画の母体としてAKUMAの卵のカケラを彼の細胞へ移植されるという何とも悲惨な扱いを受けていた。
伯爵襲来時にワイズリーによって過去を見せられ、閉ざされた意識が復活してしまう。
目覚めたアルマはAKUMAとなって、現在の被験体YU…神田ユウに襲いかかる。
北米支部での神田との激闘の中、アルマはアレンから「過去を見たなら神田の気持ちを理解したはずだ」と問われるが、攻撃を止めない。そんなアレンの左目に映ったアルマに内蔵された魂は…。
AKUMA、そして…
それは神田の探していた“あの人”の魂。
アルマは神田に自分が“あの人”だと知られること、つまり“あの人”が既に死んでいることを知られるのを恐れ、神田を破壊しようとしていた。
そして最期に彼は自爆し、再生能力が衰えた神田とアルマ。
アレンの手によって『箱舟』で転移される二人。
二人が転移された場所は、アレンが神田との初任務で行ったマテールの町。
ボロボロの身体はAKUMA細胞により侵され、目も見えない。
しかし、見えない目から溢れるのは、ただ大切な人を失いたくなかった涙。
大切な友達に看取られ、静かに蓮の咲き誇る泥の中へ沈んで逝ったのだった。
ちなみに、作者星野桂が選ぶ好きなキャラクターBEST5ではラビをおさえ、見事5位になっている。(キャラグレより)