アルマ(魔女の下僕と魔王のツノ)
あるま
事の起こりはコミック7巻での出来事。アルセニオの魔法の指導をエリックの友人である霊媒師サムが遠い極北の地からロイドの愛犬の体に憑依して行っていたのだが、本格的な修行に不便という事でエリックの魔道具で人間の姿に変えたものの、メス犬だった為に女性の姿となった事でサムは憤慨、さらに余計な褒め言葉を言ったアルセニオにムカついて魔法をかけた事によりこの姿となった。
レイの女性化魔法とは別種である為、あちらと違い呪いを解ける魔法であるならどれでも元に戻すことはできる。ただし、もともとアルセニオは魔物である為、悪魔払いの効果もあるものでは解除できず彼女(?)を苦しめることになる。
のちにサウロとの再会後以降はストーリーに大きく関わっていこことになる。
サウロとの激突で彼とアルセニオ(あとキングブルも)は重症、アルセニオはベティの治療で一命をとりとめるものの、サウロは生死の境を彷徨うほどの危険な状態、それに加え戦闘後に落とした魔道具「帰宅の鍵」がサウロに回収されてしまい、どうにか正体を隠して接触する必要があり彼に接近する為に女性に変身する。その際、名前を尋ねられうっかり本名言いかけたことから名前にアルがつく女性名を名乗った。こうして誕生したのが『薬屋の娘アルマ』である。
なお、サウロには思いっきりバレていた。元々嘘が苦手な人物であるのに加え動揺した際に素がでていたことから早い段階で確信を持たれていた。しかし彼女と過ごすうちに、自身が大きな誤解をしていたことを気づくと同時に自身のアルセニオに対する感情を見つめ直すとともに彼女(?)に想いを寄せていき、ついにはプロポーズされる。しかし拠り所の魔王城が無くなったことにより、討伐隊の滞在する街に魔物が襲われ、サウロを助けようと魔法を使用した事で彼女が人間でないことがバレてしまうが、ベティの魔法で全員助けられ、さらに街中に魔除け効果のある植物を生やし魔物が襲えなくなったことから討伐隊も滞在理由もなくなり、これでサウロとも別れになる…と思われた。
だがサウロは、自身のアルセニオへの愛を実感すると同時に己の良心に従いイスパニアと別れを告げ、彼の騎士になると決意をし彼女の正体がアルセニオだと気づいていたことを話しながら改めて告白、その後はレイと三角関係となりがらも和解となった。