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アーリン・コード

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あーりんこーど

トレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」背景ストーリーに登場するプレインズウォーカーの一人。

概要

イニストラード次元出身のプレインズウォーカー、狼男で女性(※1)。ただし他の狼男と違い、人狼と人間両方の安寧を目指しているので人間には友好的。

元はモンドロネンという吠え群れ(※2)に所属していおり頭目トヴォラーは彼女の師匠ではあったが、現在は袂を分かっている。

十代の頃に狩りを成功させ最初の狩りを遂げて人狼となった。彼女は護符や祈りや断食を用いて可能な限り変身に抗い続け、その正体を隠しながらアヴァシン教にて魔術を修め、黄金夜の大魔道士にまで上り詰めた。

しかし悪鬼の群れとの戦いの中で変身を抑えきれなくなり他の高僧らを殺害、その時のショックでプレインズウォーカーの灯に覚醒し、プレインズウォーク。その際、幸か不幸か狼の姿のまま人間の心を取り戻すという体験が、彼女に自身の内に宿る獣の精神への新たな理解をもたらし、狼男の姿でも理性を保てるようになる。

しかしその際に教会に普通に人間でないとバレてしまい、教会での師からも拒絶されてしまう。

現在は、教会で起こした殺戮に今も怯えながらも、彼女は狼の姿にて振るう力を自身の魔術の一要素として受け入れて、同族の保護のために活動している。

(※1)…マジック・ザ・ギャザリングでは初めて人狼が登場した時に「Werewolf」を日本語版では「狼男」と訳されていた名残。同次元が再登場した『イニストラードを覆う影』では日本語訳に「人狼」という単語で訳す場面も増えた。

(※2)…イニストラードの狼男による緩く発達した社会的群れ。

カード性能

アーリン・コード/月の抱擁、アーリン

表面カード名アーリン・コード
マナコスト (2)(赤)(緑)
カードタイプ〔赤/緑〕 伝説のプレインズウォーカー ― アーリン
初期忠誠度3
能力[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+2の修整を受けるとともに警戒と速攻を得る。
[0]:緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体生成する。アーリン・コードを変身させる。
裏面カード名月の抱擁、アーリン
マナコスト(無し)
カードタイプ〔赤/緑〕 伝説のプレインズウォーカー ― アーリン
能力[+1]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともにトランプルを得る。
[−1]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。月の抱擁、アーリンはそれに3点のダメージを与える。月の抱擁、アーリンを変身させる。
[−6]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻と『(T):クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。』を持つ。」を持つ紋章を得る。

『イニストラードを覆う影』で収録された神話レアの両面PWカード。自らの忠誠度能力によって変身し第1面と第2面が切り替わる。

5つある忠誠度能力のうち、トークンを出す能力とダメージを与える能力は使うと変身してしまうためどちらかを連打することは不可能。残りの3つはクリーチャーを強化する能力であり、クリーチャーがいないと役に立たない。自身だけで安定してトークンを量産するのは難しいので、クリーチャーを多めに入れたデッキの方が動きやすい。

群れの声、アーリン

マナコスト (4)(緑)(緑)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー ― アーリン
初期忠誠度7
能力あなたがコントロールしていて狼か狼男である各クリーチャーは、それぞれ+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。
[−2]:緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体生成する。

『灯争大戦』にてアンコモンで収録。

後続のクリーチャーを強化できるものの、この手のカードは早めに出したいのだが6マナとかなり重い(さらに言えば、これが収録された灯争大戦には狼クリーチャーはわずかしかいなく、狼男に至っては皆無)。

なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入される。

担当するのは、鈴木康士氏。

群れの希望、アーリン/月の憤怒、アーリン

表面カード名群れの希望、アーリン
マナコスト (2)(赤)(緑)
カードタイプ〔赤/緑〕 伝説のプレインズウォーカー ― アーリン
初期忠誠度4
能力 日暮(プレイヤーが自分のターンに呪文を唱えなかったなら、次のターンに夜になる。)
[+1]:次のあなたのターンまで、あなたはクリーチャー呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。あなたがコントロールしている各クリーチャーは、それぞれ追加で+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
[−3]:緑の2/2の狼クリーチャー・トークン2体を生成する。
裏面カード名月の憤怒、アーリン
マナコスト(無し)
カードタイプ〔赤/緑〕 伝説のプレインズウォーカー ― アーリン
能力 夜明(プレイヤーが自分のターンに2つ以上の呪文を唱えたなら、次のターンに昼になる。)
[+2]:(赤)(緑)を加える。
[0]:ターン終了時まで、月の憤怒、アーリンはトランプルと破壊不能と速攻を持つ5/5の狼男クリーチャーになる。

・昼/夜―『イニストラード:真夜中の狩り』固有のメカニズムで、ゲーム内の状況を表現したキーワード

『イニストラード:真夜中の狩り』の両面PWカード。神話レアで収録。

同セット固有のメカニズムである日暮/夜明を持ち、ターン内に唱えられた呪文(この場合はインスタントやソーサリーのみならず、マナコストを払い手札からパーマネント・カードを出す場合も含まれる)。

前述の通り、日暮/夜明持ちカードを多数デッキに入れている場合、 一度に複数クリーチャー展開すると意図せず自身で昼にしてしまうのだが、このカードは一時的にクリーチャーカードを相手のターンでも出せるようにできるのでより調整しやすくなる。

表面ではトークン展開(しかも2体)、裏面ではマナ加速もしくは自身で殴る、と昼でも夜でも活躍可能。

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