CV:柳原哲也
概要
治安維持局に所属する中間管理職。イリアステルにも所属していたが、WRGP編で決別する。一見するとピエロのようなメイクと、青みがかった薄紫のやや蟹頭が特徴。
「ヒッヒッヒッ」という不気味な笑い方が特徴。誰に対しても敬語で喋るが、時折辛辣なジョークを含むなどして人を見下す傾向がある。風船を常用しており、これで空を飛んだりと奇抜な行動が得意である。他の人物からよくピエロと呼称される。
妻子持ちで、さらに、小さなサーカス小屋を営む父・母・弟・妹もいる。そして全員、同じ顔・同じ髪型である。
無類のカップラーメン好きで、ジャックと意気投合した事もある。というのも、両者とも幼い頃は貧しく、カップラーメンを家族や仲間と分け合って食べるなどの似通った境遇があったためである。
サーカス一座の両親の間で生まれ、少年時代は一座の一員として働くも、興行はうまくいかず極貧に苦しむ。裕福な生活に憧れを抱き、成長すると治安維持局に勤めゴドウィンに胡麻をすって高い地位を得た。その後はゴドウィンの腹心として暗躍しつつ、「謎の男」からの命令でゴドウィンの監視を行っていた。
ゴドウィン亡き後は副長官となるが、上司のイリアステルに身の危険を感じ、家族を守るために長期休暇を理由に雲隠れした。その後は地下水道に住まいを移し、変装しては好物のジャンクフードを調達するという貧困生活を強いられる。
そんな中、チーム5D'sらに見つかり、家族を守るためにイリアステルから逃げ続けるか、協力してイリアステルを打倒するか選択を迫られ、協力することになる。
家族を遊星達の育て親であるマーサが経営している孤児院に預けて治安維持局長官の座に付きイリアステルと戦うため、部下の牛尾達と共に遊星達を支えている。
遊星達のイリアステルとの決戦を見届けてから数年後に治安維持局を解体しており、ネオドミノシティに導入されることになった市長制度により市長となっている。
使用デッキ
本編でのデュエル回数は2回で、一敗一引き分け。2回ともクロウが相手だった。
使用デッキは「ジェスター」と名の付くモンスターや「宮廷」と名の付く罠カードを入れた【道化師】。相手のシンクロを罠で封じるアンチシンクロ使い「ジェスター」とは宮廷道化師のことであり、ワンポイントレッスンで龍可が指摘した事もある。
外見とは裏腹に、意外にもデュエルの腕自体は相当のもの。一見、相手を小馬鹿にしたかのようなプレイングスタイルだが、実際は相手のデータを適切に読み取る能力を有し、確実に優勢を勝ち取る策略家(尤も、初デュエルではクロウのデータをデュエル中に確認するというインチキ染みた内容ではあるが)。
漫画版
本作でもレクス・ゴドウィンの部下。代々からレクスを崇拝する一族の一人であり、レクスの命ならば自らを差し出す事も厭わない。
決闘疾走では加速装置「Dブースト」を搭載した専用Dホイール「デステニー・クラウン」を操る。
決闘竜「玄翼竜ブラック・フェザー」を手に入れようとしたクロウの前に立ちはだかり、彼とデュエルを行うが返り討ちとなった。
使用デッキ
「シンクロキラーデッキ」と称される【道化傀儡(ジェスター・パペット)】を使用。
シンクロ召喚が主流の漫画版5D'sで数少ない儀式召喚使いでもある。
余談
声優はお笑いコンビ・アメリカザリガニの柳原哲也。
遊戯王ARC-Vでは本人が登場してはいないが、シンクロ次元における紙幣の人物画に使われている。
どうやらこちらの次元でも何かしらの功績を成し得たようだ。
・・・と、当初は登場されないのではと視聴者達に思われていた彼だが、フレンドシップカップ決勝戦でちゃっかり当人が登場した。ヘリコプターに乗って移動しており、同席している人物も踏まえるとトップス側の人間である様だが、彼の机の前にはカップ・ラーメンが置かれていた。