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イサザ(魚)

いさざ

スズキ目、ハゼ科、ウキゴリ属の淡水魚。 琵琶湖固有種で主に北湖の沖合に生息する。

概要編集

和名イサザ
学名Gymnogobius isaza
分類スズキ目(またはハゼ目) ハゼ亜目 ハゼ科(またはオクスデルケス科) ウキゴリ属
体長5~8cm
分布域琵琶湖
環境省レッドリストカテゴリー絶滅危惧IA類

琵琶湖固有種のハゼの仲間。漢字表記は「魦」

絶滅危惧種に指定されている。

寿命は1年の年魚だが、稀に2年生きるものもいる。

透明感がある淡い黒褐色の体色をもつ。

上から押し潰された様な平たい頭と大きく裂けた口が特徴。第1背鰭に黒色班が一つ存在する

ハゼの仲間では珍しく遊泳が得意。

ウキゴリに近縁で、ウキゴリが琵琶湖の沖合での生活に適応して進化した種と考えられている。

なお、琵琶湖にはウキゴリも生息する。

日中は沖合の30m以深の湖底で過ごし、夜間に表層まで群れで浮上して水生昆虫やプランクトンなどを捕食する。

琵琶湖の重要な水産資源の一つで、佃煮などで食される。

産卵期のメスには婚姻色が現れ、腹部が黄色く染まる。

3~5月の繁殖期には湖岸や流入河川の河口の岩場に集まり、石の下に巣を作って産卵する。

孵化するまで卵をオス親が守る。

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