概要
硬骨魚綱・スズキ目・ハゼ亜目・ハゼ科・ウキゴリ属の魚の一種。
別名:ヤナギッパ
全長5~13cm。日本/シベリア南部、沿海州、樺太、中国、朝鮮半島に分布。日本では北海道から奄美大島に至る各地の河川及び湖沼に生息する。
河川では下流汽水域から中流域にかけて見られる。斑紋、形態、生態の違いによって汽水、淡水、中流の3型に分けられていたが、現在は別種とされている。(スミウキゴリ・シマウキゴリ)餌は魚類・昆虫・甲殻類などの小動物である。
川で産卵し、孵化した稚魚は海に下り、しばらく海で生活し、少し成長してから川に遡上し生活する両側回遊魚だが、池や湖で一生を送る陸封型も存在する。
若魚は春から夏にかけて群れを成して川を遡上する。
名前の由来は他の多くの淡水ハゼと違い、水底から離れて中層をフワフワと泳ぐ習性から。特に稚魚・幼魚期にその傾向が強く大きくなると水底で生活することが多くなる。
ウキゴリの仲間は、他の多くのハゼ類や淡水魚と違い、メスに婚姻色が現れ、腹部が黄色味を帯びる。水底の石の下に巣を作り、オスが孵化まで卵を保護する。
主なウキゴリの仲間 (ウキゴリ属)
- ウキゴリ(メイン画像)
- シマウキゴリ
- スミウキゴリ
- イサザ 琵琶湖固有種
- ジュズカケハゼ
- シンジコハゼ
- センバハゼ
- ムサシノジュズカケハゼ
- ホクリクジュズカケハゼ
- コシノハゼ 国内希少野生動植物種
- ビリンゴ
- エドハゼ
- ニクハゼ
- キセルハゼ
- チクゼンハゼ
- クボハゼ
- ヘビハゼ