「キャロル。生きて、もっと世界を知るんだ。それがキャロルの…」
CV:遠近孝一
人物像
キャロルの父親。既に故人であり、その存在は彼女と彼女を模したエルフナインの想い出の中に刻まれている。
温厚でお人良しな性格の持ち主であり、錬金術の研究に没頭。深山にて採取される"仙草"とも呼ばれる薬草「アルニム」を使った治療によって流行り病に苦しむ村人たちを数多く救うなど、人間の力で運命を打開しようと努力していた。
錬金術師としての誇りを持ち、世界のすべてを知り、人々が分かり合える世界を目標としていたが、料理だけは下手で、いつも娘のキャロルに尻を叩かれていた。
自身の錬金術を人々の為に使ってきたが、その力を恐れた人々に異端者としてキャロルの目の前で火刑に処されるが、死の間際にキャロルに生きて世界を知るように進言した。
明言はされていないが、彼の死を切っ掛けにキャロルは自らの錬金術を以って世界を壊し万象黙示録を作ろうと目論む様になったらしい。
また、彼の残酷な死についてキャロルは「消えてしまえばいい思い出」と捉えており、火災の現場を見て1人静かに涙を流す等、彼女の心に深い傷を残している。