曖昧さ回避
インカ民族
ペルーを中心とした高山地域にインカ帝国を築いていた民族で、アンデス山地に住んでおりケチュア語を用いていた。
インカという呼称は15世紀ごろまでは王自身を示す言葉であったが、周辺地域を征服して国家が拡大した結果、王室や貴族の総称に変わり、さらに首都クスコの住民全体がこのように呼ばれるようになったという。
彼らが築いた国家と文化は、インカ文明ともいわれる。
国家および王についてはインカ帝国の記事を参照。
インカの神々
- アポカテクイル:雷神
- アマル:龍神
- アンチャンチョ:山中の川にいる病の原因の悪霊
- イヤーパ:天候神
- インティ:太陽神
- ウルカグアリー:宝石と金属を司る鉱物神
- コン:太陽神と月神の子
- エケコ/エッケコ:家内安全・福の神、エケコ人形として有名
- サラママ/ザラママ:トウモロコシの女神
- スーパイ:死神、現代の民間伝承では鉱山を守護する鬼「スパイ男」と呼ばれ、日本では『遊戯王』の悪魔族、および死神官スーパイとして知られる
- チャスカ:黄昏・金星神
- コラニヤ:創造神・月神
- パチャカマック/パチャカマク:創造神、人を創造したきり放置したため海に追放された邪神とされることもある
- パチャママ:地母神、龍神
- パリアカカ:創造神、水神
- ビラコチャ:創造神、文明神、近年のオカルト説では地球に文明をもたらした宇宙人とされる
- ママ・アルパ:豊穣の女神
- ママ・コチャ:海と魚の女神
- ママ・キジャ:月の女神
- ママ・ザラ:穀物の女神
- マンコ・カパック:神格化された王
- ヤナムカ・トゥタニャムカ:創造神
- ワカ:他国のマナやマニトゥと類似した神秘的な力
- ワリャリョ・カルウィンチョ:創造神、火神