CV池田勝
必ず死ぬはずだ、概要ならば!
インゲ・リーマンというフルネームはOVA『ペールゼン・ファイルズ』における軍事裁判のシーンにて初めて明らかに成った。
レッドショルダー隊の副官であり、長官ヨラン・ペールゼンの腹心。
惑星オドンにあるレッドショルダーの基地を任されており、通称:所長と呼ばれている。
なお、この由来は基地の内情が、悪い意味で刑務所のそれに似ている所から来ている。
ペールゼンの気を引いたキリコを激しく憎み、つけ狙う。
パイルバンカーと肩に赤く塗装されたブレードアンテナを装備するカスタム機(通称リーマンカスタム)に搭乗する。
最初ペールゼンにキリコがレッドショルダー基地に配置されても何も手出しするなと言われるが、それを疑問視したリーマンは、模擬戦での敗北からキリコを敵視していたグレゴルー・ムーザ・バイマンを焚きつけてキリコを殺害する様に仕向ける。
しかし何をやっても死なないキリコを見たリーマンは困惑の色を隠せないでいた。
更に、この殺害計画に便乗し、キリコに味方したグレゴルー等は基地内で暴動を起こし、それによって基地内はパニック状態に成る。
暴動の最中、キリコは状況を利用して自らの記録がある情報室を破壊した為、それを見たリーマンは討伐隊を指揮し彼らを追い詰めるが、後一歩の所で基地に帰還したペールゼンから制止されキリコを殺す事は叶わず辛酸を舐める事と成る。
キリコの不死身を認めないリーマンはペールゼンの制止が無ければ死んでいたと抗議するが、ペールゼンは自身の帰還(と制止命令)が間に合った点を重視し、キリコを特別視する態度を変えなかった。
その後、尋問室でキリコに殺されそうに成ったペールゼンはキリコの心臓目掛けて発砲し、キリコの体を撃ちぬいた。
この時リーマンは殺されそうに成っているペールゼンを助けようとした部下を制止している(恐らく、この後二人のどちらかがどうなるかを試していた可能性がある)。
これによりキリコは死亡したと判断されたが、後に蘇生する。
リーマンはペールゼンがキリコを死なせたくないと無意識に考え、心臓から銃を逸らして撃ったと思っていた。
ペールゼンと密接な関係にありながら、この様な考え方のずれが生じたのは、ペールゼン自身が異能生存体説を唱えるより前に掲げていた持論「理想の兵士は徹底した訓練から生まれる」に、リーマン自身が共感していた為と思われる。
今度は俺が試してやる
第三次サンサ攻略戦、リーマンは精鋭二人を率いてキリコが異能生存体かどうか試す為、キリコを襲撃する。
部下一人が早々に殺られるも、両者負傷しながら死闘を繰り広げる。
リーマンはキリコを瀕死まで追い詰めるも、流れ弾が命中、それにより戦死する(この顛末も長い間不明だったが、ペールゼン・ファイルズ一巻のライナーノーツにて判明した)。
評価
ペールゼンからの信頼は篤く、小説版ではリーマンが死亡した事で「レッドショルダーの再建は不可能」と判断される等、軍人として優秀な人物であったようである。
他にもペールゼンは「いずれお前(リーマン)がレッドショルダーや自分の生涯の研究を引き継ぐ」ことを期待している発言をしており、事実上の後継者と見做されていた。
またATパイロットとしても優秀で、同じく小説版では交戦した際にキリコが(レッドショルダーでもトップクラスのAT乗りであるグレゴルー達ですら)「リーマンと比べたらまるで子供」と評しており、事実PS・ネクスタント等の何らかの処置を施された特殊な存在を除けば、改造処置を受けていない生身の人間でキリコを(三機、小説版では五機による連携では有ったが)瀕死まで追い詰めたのはこの人物だけである。
まさしく、エースパイロット。
第二次スーパーロボット大戦Z
レッドショルダー隊隊長として登場、しっかり、パイルバンカーを使ってくる。
更に原作には無かったが、ブラッドサッカーにも搭乗している。
しかし、この時のリーマンの声が偉くテンションが高く成っている。声優は同じ池田勝