ペールゼン「お前を追っているのは、私の理想そのものだ。完璧なる兵士だ。貴様等如きでは絶対に勝てんぞ?」
曖昧さ回避
- 直訳すると「血を啜る者」となり吸血鬼(=ブルトザオガー)のことだとされる。転じて蛭や高利貸しという意味もある。
- X・ATH-P-RSCブラッドサッカー:装甲騎兵ボトムズに登場するATの一種。この項で説明
概要
OVA・ザ・ラストレッドショルダーに登場。
元々はスコープドッグに代わるギルガメス軍の次期主力機だったのだが、秘密結社にデータをリークされ、全く別の機体として開発された。
作中ではレッドショルダーの残存兵が搭乗。新型機+RS隊という組み合わせでありながら秘密基地へと侵入したキリコ達に勢いでカトンボの如く撃墜されていった。
しかし、パーフェクトソルジャーであるイプシロンの搭乗した機体はムーザを瞬殺し、キリコの機体にも大ダメージを与えただけでなく、彼を助けに来たグレゴルーをも瞬く間に撃破した。
武装はヘビィマシンガンの改良型と思われる「GAT-45RSC ブラッディライフル」とアームパンチ、頭部2連装スモークディスチャージャー。
また、ATには珍しく胴体とランドセルがつながっている妙な構造をしており、時折物議を醸す。
最終的には基地の自爆に伴って全機が失われてしまったが、この機体で得られたノウハウは後にパーフェクトソルジャー専用機「ストライクドッグ」に活かされることになる。
グラントリードッグ
後付け設定では原型機は「グラントリードッグ」というスコープドッグの操作性・装備を流用できるよう設計されたH級の新型ATとされている。
立体化もされており、ブラッドサッカーとの違いは、
- 右肩の羽飾り(ブレードアンテナ?)が無い。
- 頭部の2連スモークディスチャージャーが無く、また後頭部の後方警戒装置の位置がやや下に(スコープドッグとほぼ同じ位置)となっている。
- 腹部のライトが無く、昇降補助と思われるロールバーが付いている。
- 肘部分の装甲板が短く、スコープドッグに近くなっている。
- 踝に有ったスパイクホイール型のターンピック(ローラーダッシュ時に回転する)が、通常のターンピックになっている。
- 腰アーマーの形状。
- 背面はスコープドッグとほぼ同じで、ザック用のラッチが付いている(これについてはブラッドサッカーも同じという説もある)。
などがあり、全体的にブラッドサッカーとスコープドッグの中間の様な姿になっている。
また、スコープドッグ用のバックパックをそのまま、もしくは少しの調整で使用できる様になっている。
余談
大河原デザイナーによれば、ブラッドサッカーのデザインはスコープドッグが「スコタコ」とばかり言われているのが少し気になっていたらしく、ATでも格好いいのができるということをやりたかったともしており、ヒーロー性として二枚の羽根をつけたりしているという。
ブラッドサッカーは、機動戦士Zガンダムに登場するMS、マラサイがモチーフとなっている。
OVA野望のルーツでは、惑星オドンのレッドショルダー基地において本機と思われる機体の開発中の様子が確認されている。