日本語版CV:多田野曜平
概要
アレンデール王国の隣国で、貿易相手であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待された公爵。常に2人のボディガードを引き連れている。
ドイツ読みが正しい発音だが、いつもウィーゼルタウン(Weaseltown)と発音されてしまう事を嫌がり、度々訂正する(ウィーゼルとは英語でイタチやそこから転じて「ずる賢い者」を意味するため。日本語吹き替え版では「ウイルスタウン」)。
エルサの代わりにアナに無理矢理社交ダンスの相手をさせることになり、鶏や猿の真似を得意とするなど一見愛嬌があるが、短気で他人を見下すほど身勝手な性格で、戴冠式に招待され参上するにはある目的があった。
王国から脱走したエルサに対し怒りを露わにしつつ彼女を怪物呼ばわりするも、この事件の原因を作ったアナも怪物だと疑いかけ、「危うく死ぬところだったんだぞ!」と文句を言い放つ。
ネタバレ注意
頭の大部分がハゲかかっているため、かつらを被っている。
本作のヴィランズ(悪役)。彼がアレンデール王国を訪れた真の目的はこの国の秘密を探り、自分に有利な貿易を通じてアレンデール王国の富を我が物にする事であった。
しかし、ハンスがアレンデール王国の代理座に就いてからはあらゆる事態が自分の思い通りに運ばない事で欲求不満となり、ハンスがエルサを捜しに旅に出る際に2人のボディガードを託すが、内心では一刻も早く夏を取り戻すためにエルサを暗殺するようボディガードに密かに命じ、ハンスを出し抜く野心を燃やすようになる。
だが、最終的にはその企みも失敗し、自分が被害者であると訴えるも誰からも耳を貸して貰えず、アレンデール王家の侍従カイからアレンデールとの貿易の打ち切りを言い渡されたうえ、もう1人のヴィランズ(リンク先ネタバレ注意)同様本国へ強制送還される。さらにその際、カイからはわざとらしく「ウィーゼルタウン(ウイルスタウン)」と呼び間違えられ、子供じみた癇癪を喚きながら連行されていった。
余談
アナと雪の女王の後年に制作された『ズートピア』にデューク・ウィーゼルトンというイイズナ(イタチの一種)のキャラクターが登場しているが、デュークとは英語で『公爵』という意味である他、劇中では「ウェーゼルトン」と呼び間違えられる場面がある他、原語版、吹替版共にウェーゼルトン公爵と同じ声優が担当している。要するに完全に中の人ネタである。
劇団四季版では、「南の方の国から来た公爵」という設定になっており、背が低いことこそ似ているが、肌が黄色く東洋人的で、正装もかなり形式ばった明治天皇のような姿をしている。同じく背が低いことをコンプレックスにしているようだ。