概要
J.R.R.トールキンの小説「シルマリルの物語」などに登場する蜘蛛の姿をしたモンスター。性別はメスで、魔神や悪霊だとも言われている。アイヌアに該当するのかは不明。
アルダを取り巻く暗黒世界の出身で、闇の糸を吐き出して闇を紡ぐ能力を持ち、モルゴスが持て余すほどに己の食欲に忠実で光を貪り尽くす習性がある。この為に永遠に満たされる事のない飢えに陥っている。
後に太陽と月の元となった「二つの木」やそこから漏れ出す光を貯蓄している「ヴァルダの泉」のエネルギーを吸い尽くし、フェアノール族が砦に溜め込んでいた宝石を貪っても尚、満たされず、生きた光を収めた「シルマリル」を喰らってしまおうとしたところ、モルゴスの横槍が入り、腹いせに彼を殺害しようと目論むが、バルログの妨害に遭って退却。
南方に渡ってシェロブなどの子孫を残した後に消息を絶った。有力な説としては飢餓に堪え兼ねた末にタコよろしく、自らの体を貪ったという。
なお、蜘蛛全てがウンゴリアントの関係ではない。生物としての蜘蛛も、ウンゴリアントの被害を受けたとされている。
関連タグ
アトラク=ナクア:同じく蜘蛛のモンスター…もとい邪神。