概要
錬金術でアイテムを調合するのが特徴のRPG「アトリエシリーズ」の6作目。
これまでのシリーズ作品とは異なる世界が舞台で、続編『イリスのアトリエ エターナルマナ2』は本作の遙か過去を描いている。
舞台となるのはレガルザインという名の世界。
四方を広大な海に囲まれた三つの大陸からなる世界だとされるが、全体像は明らかになっていない。
本作はとくにスレイフ王国に統治された緑豊かな地方、エスビオール地方を舞台としている。
用語
世界中に存在する精霊およびその力。
錬金術士はマナと契約し、その力を行使することで、様々なアイテムを作り出すことが可能。
ほとんどの錬金術士は1体のマナとしか契約することができないが、まれに複数のマナと契約できる者がおり、彼らは「イリスの系譜」と呼ばれる。
- ゲヘルン
他の魔物を呼び寄せる習性をもち、街の中に現れようものなら急いで倒さないと大変なことになる。
- ガルガゼット
戦争に駆り出されることはなく、いわゆる冒険者として扱われる。
市民からの寄付金で運営され、その働きに応じて報酬が支払われるシステムとなっている。
ストーリー
セラスト山の山頂にはかつて錬金術で栄えた天空都市アバンベリーが存在する。
そこには古代の財宝が多く眠ると伝えられ、多くの人間が目指すも、誰も到達することができなかった。いつしかセラスト山の麓には街ができていた。
錬金術士の少年クレインは旅の末、セラスト山の麓にあるカボックの街に辿り着く。クレインは少女リイタの勧めでガルガゼットとなり、カボックを拠点としてアバンベリーを目指す。
登場人物
パーティメンバー
主人公の錬金術士。正義感の強い少年。
長く錬金術士の祖母ダフネとともに暮らしていたが、彼女の死後ポポとともに旅に出た。
修行のため、錬金術に関係のありそうなところを巡っている。
クレインもダフネも「イリスの系譜」である。
ヒロイン。ガルガゼットとしてカボックの町で魔物退治を行っている少女。
ピンチに陥っていたクレインを助けたのち、彼をガルガゼットに誘う。
識者ゼルダリアと共に暮らす少女。ネコ耳と尻尾があり、語尾に「ニャ」とつけて話す。
錬金術もできなくはないが、とても未熟。
- マレッタ・リクシス
元アルカヴァーナ騎士団の女騎士で、剣術の修行のため旅に出ていた。騎士団長のベグルは彼女の兄。
裁縫や料理が苦手で、そのことを気にしている。
魔物退治のほか、裏の仕事もしている。
本名はポチョムン・ウララ・デルサス・デルヴァルド。
冷静で聡明、更に美形という凄腕の剣士。多くを語らず、彼の目的や考えを知る者はいない。
ムルを非常に憎んでいる。
その他の人物
クレインと行動を共にする木のマナ「ドゥル」。昔はダフネの家にあった古木に住んでいた。一般的にマナは固有名を持たないが、ポポの名前はクレインがつけた。お調子者でおせっかい。
木のマナは妖精さんと同じ容姿をしているが、遠い親戚のようなもので、別存在。
- ゼルダリア
ポットの森の奥に住み、人々からは魔女と呼ばれ恐れられている。しかしてその正体は錬金術士。クレインの祖母ダフネとは旧友である。見た目は少女のように若いが、ぎっくり腰に悩んでいる。
- ベグル
正義感にあふれる熱血漢で愛妻家。頭はあまりよくない。
- アイン
- ツヴァイ
- ドライ
- フィーア
- フィンフ
- ムル
カボックの周辺に出没する幽霊の少女。人を驚かそうとするが、あまりうまくいかない。自分の肉体を見つけたいと思っている。
- ピルケ
- ビオラ
カボックで魔法店を営んでいる無愛想な少女。錬金術士ではなく魔技師。
亡くなった兄に会うためにクロノフレームをつくろうとしている。
- ライラ
- ノーマン
カボックの武器屋のおやじ。歌が下手。
- オスカル
- ブレア
実は没落した元貴族であり、本名はフレンツヒェン・フォン・リュフテンシュタイン。
パンをあまり知らないが努力家で、パンについても勉強している。
- ヴィラ
- ヒュッテ
- ハーン
- トトポポ
- ファス
- ルローネ
かつてアバンベリーに生きていた錬金術士。非常に優れた錬金術士であり、現在の錬金術のほとんどは彼女の流れを汲むもの。
関連タグ
ガスト(メーカー) イリスのアトリエ アトリエシリーズ
エターナルマナ2 グランファンタズム