概要
仮にもニシンの親戚なのだが、全体的な形としてはジムナーカスやナギナタナマズなどアロワナ目の魚に似ている。
しかし顔はカタクチイワシと同じように上あごが長い。
またこんな風に左右から長く伸びた箇所があり、ヒゲのようにも見える。
分布
主に東アジアの汽水域に分布し、日本では筑後川や有明海の一部にのみ住む。
これはアジア東部と日本が痔続きだった頃の名残で「大陸系遺存種」という。
濁った水を好み、そこに漂うプランクトンを鰓で濾過して食べる。
体型からわかる通り長距離を泳ぐのは苦手だが、産卵の時は川を遡上し、長江では1000キロ以上上流で確認されたこともある。基本的に産卵を終えた個体は死亡する模様。