コレは・・わたシの・・わたシ自身のーー
忘れてハいけない・・大切ナ後悔(おもい)でス・・
CV:長縄まりあ
概要
イベント、『剣奴の灯火』のメインキャラ。
冒頭で獣の如く獰猛な姿でミトに切り捨てられ、海岸で謎の異形に群がられていたところをアクタ達に助けられた。
人物
実はカルラの側仕えだった少女。
当初は記憶の混濁で名前すらあやふやとなり、片言でたどたどしく喋っていた。
屈託のない笑顔を見せていたらしいが、記憶の混濁と共に感情も一部欠落し、カルラ以外には心を開かず、アクタに物凄い毒を吐く場面もあった。
外見は幼く、ターコイズブルーの様な緑がかった鮮やかな青い瞳が特徴。
カルラと同じ首輪を付けており、お揃いなのが気に入っているので、無理に外そうとするとキレる。
エムシリ[灼肉祭]
バーベキューに舌鼓を打っているが、満腹になって寝転がっており、女の子がするにはちょっとだらしない格好をしてしまっている。
真実
この先ネタバレ
元々は明るく冗談も言える少女だった。
しかし、カルラを剣奴として縛り付ける鎖として奴隷にされ、カルラと再会した時にはその表情に陰りが見えるようになった。
それでもカルラからすれば「灯火」と形容できる程、彼女の存在は心の支えになっていた。
しかし、その裏でカルラの存在を盾に水夫達に高圧的に接しており、奴隷としての過酷な体験が彼女を歪ませていた。
そんな時、カルラを乗せた船が嵐で沈没した際、水夫達に自分を助けるよう命じるが、カルラは船の中で身動きが取れず、更に舟長や水夫達が自分を見る目から最悪な未来を感じ、抵抗している最中偶然舟長を殺してしまう。
カルラがいなければ何もできず、また地獄の様な世界に戻る恐怖から、カルラを助けに単身で乗り込むも、落ちてきた柱が彼女の胴を貫き、一人だけ海に放り出されてしまう。
自らの過ちに深く後悔し、死ぬ間際に接触してきた禍日神に願ってしまい、カルラの大剣を依り代に歪んだ形で現世に蘇ってしまう。
ちなみに、カルラの剣を手入れすると感覚がリンクしてるので、トンデモナイ事になる。
更に記憶喪失した状態でカルラと再会した事で、カルラとの記憶だけが蘇ってしまい、歪な状態で固定されてしまう。
歪みがより大きな異変を引き起こし、エムシリ自身の消滅どころか、崩壊の危機すら招きかねない事態に発展する。
そして異変の最たる例である異形、「骸人」は現世に黄泉帰る手段として、心と躯が不安定なエムシリを器に狙っていた。
だが、骸人となった舟長がエムシリの真実を暴き、絶望からエムシリが自分自身の存在を否定した事で、逆に舟長を取り込んで禍々しい姿で暴走を始める。
信じてくれたカルラを裏切り続けたが、純粋にカルラを慕う気持ちそのものは無くなっていなかった。しかし自分には傍にいる資格が無いと、強い自己否定と諦めきれない想いの二律背反に苦しみ続けていた。
イベント終盤、完全に禍日神と化したと判断したミトが介入するが、それが切っ掛けでアクタの謎の力が発動、エムシリが殺す前に舟長をしばき倒し、彼女の懺悔と共に過去が改変される。
こうして安定したエムシリは、アクタに感謝の気持ちを伝えたのであった。