概要
となりのヤングジャンプで2022年6月3日から連載されている漫画作品。
原作:島崎無印。
作画:黒イ森。
あらすじ
人類とAIとの戦争が始まってから100年。
人類は多大な被害を被ったが、電気を放棄することでAIを封印することに成功した。
そんな世界の片すみで、2人の少女がひっそりと暮らしている。
体内で電気を産み出せるエリオと、彼女からの電力供給がなければ活動できない電気人形のアンジュ。
自分以外の人間を見たことがないエリオのために、2人は外の世界を見る旅に出発する。
登場キャラクター
- エリオ
CV:近藤唯
体内で電気を産み出せる特異体質の少女。
当初実験体として扱われていたところをアンジュに拾われ、物心つく前から灯台で2人きりで暮らしてきた。
天真爛漫で世間知らずだが、心優しい。
旅に出てからは男装している。
- アンジュ
CV:折笠富美子
美少女の姿をした電気人形。
識別名ANJ32768。
電気が無い世界なので、エリオからの電気供給がなければ活動できない。
クールで合理的な性格。
元々人間を殺すために作られたため、戦闘能力は極めて高い。
用語
- メティス
集合知AI。
100年前に人類に反旗を翻し、戦争が始まった。
ネットワークを介して自己増殖を繰り返すため、世界のどこかに1つでも残っていたら無限に増殖してしまう。
そのため、人類はネットワークとそれを支える電気を完全に断つことでしか対処できなかった。
- ソルディロイド
メティスによって、戦争で人類を殺すために作られた兵器。
電気を動力とするため、人間たちからは「電気人形」と呼ばれている。
機械の骨格を持ち、戦闘態勢になると背中に翼のような反重力ユニットが生える。
皆同じ少女の素体から作られており、均整がとれつつも無個性な見た目をしている。
世界観
メティスへの対処として電気を放棄してから10年が経ち、世界の主要動力は蒸気機関に、照明はガス燈になっている。
電気は「敵を動かす邪悪なエネルギー」として忌み嫌われ、法律で禁止されている。
しかし、一部の若者たちの間では「昔の人類が使っていた魔法の力」と認識されており、裏ではバッテリーが闇取引されているなど、バレないように活用している者も少なくないようだ。
また、中身が見えない機械は不安を呼ぶため、ほとんどの機械は過剰なほどに歯車が剥き出しになっている。