概要
表記揺れでは「おしら様」もあるが、こちらpixivでは『千と千尋の神隠し』の登場する神様が多い。
主に家の神、養蚕の神、農業の神、馬の神などとして崇められている。
ご神体は桑の木で作られ、必ず夫婦一対となる。棒状で先端が顔の形(絵)となっており、奥さんは人間だが、夫は馬面というか馬を象っている。「命日」と呼ばれる決められた祭日に掃除がされ、新しい服が着せられる。
由来
東北のとある家の娘は飼っていた馬と仲がよく、ついに結ばれてしまった。これに怒った父親は馬を殺し、木に吊り下げた。悲しんだ娘が馬に縋りつき泣いたため、再び怒った父親が馬の首を刎ねると、馬の首は娘が縋りついたまま空へ飛んでいってしまった。こうして、オシラサマになったと言われる。
別の伝承ではこの続きがあり、娘が両親の枕元に立ち、蚕を桑の葉で飼い絹糸を生み出させる養蚕の方法を教えたと言われている。