曖昧さ回避
概要
ヤマグワ、ログワ、ナガミグワ、ケグワなどの種がある。落葉性の亜高木または低木で、樹高は高くて10メートルになるが、栽培されていたものは低木仕立てが多い。果実は小さな粒が集まった形で「桑実状」という。緑から黄、赤と変化し、初夏に黒紫色に熟す
果実が食用にされ、甘酸っぱくておいしい。英語ではマルベリー(Mulberry)、フランス語ではミュール(Mure)と呼ぶ。カイコは桑の葉しか食べないため、養蚕が盛んだった過去の日本では桑畑として大々的に栽培されていた。同じクワ科のコウゾのように強い繊維質を持つことから、製紙原料にもなっていた。
方言名として「どどめ」があり、「どどめ色」はこの植物の実の色を指すこともある。花言葉は「ともに死のう」・「知恵」・「彼女の全てが好き」。