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概要

日本の昔話をモチーフに作られた六角玄武さんのオリジナル作品。

登場人物

桃太郎

本作の主人公的存在。鬼が支配する東の小国、『ヒノクニ』のキビツ村出身。赤ん坊の頃桃型シェルターに乗って川を漂流していたところを老夫婦の春助(はるすけ)とお蘭に拾われ、育てられる。

粗暴な言動が目立つが、根は親思いで何処か人を惹きつけるオーラを持つ。一人称は「俺」。

幼少の頃故郷の村を仮面の鬼に襲撃され、自らの出生を明かされる。長い間鬼達への復讐心を内に抱きながら生きてきた桃太郎は17歳になったその日、ついに旅立つ決意をする。復讐の為、そして本当の自分を探す為に・・・・・・。


春助とお蘭

頑固一徹なお爺さん春助(はるすけ)とおっとりほんわかお婆さんのお蘭の仲睦まじい老夫婦。河上から飛来(←!?)した桃から生まれた桃太郎を自分の子として育てる。鬼退治へ向かった桃太郎の行く末を案じながらも、見守っている。


剛健(ごうけん)

桃太郎の仲間の一人。犬の妖獣(本作でいう獣人)。その昔とある村を支配していた妖怪猿と相討ちになった犬の血を引いている。非常に真面目な性格で、自分を救ってくれた桃太郎を「主君」と呼び忠誠を誓う。戦闘時は己の肉体のみで戦うがいざという時は巨大な化け犬の姿に変化して桃太郎と仲間達を守る。


楽(らく)

猿の妖獣の少女。元気で明るく、悪戯好きな一行のマスコット的存在。桃太郎の事を「おやびん」と呼んで慕っている。一人称は「オイラ」。しかし実はこう見えても天才的な頭脳の持ち主で、その辺に落ちている物でとんでもない武器や罠を即座に作ってしまう。カラクリの修理もお手の物で、船の操縦はもっぱら彼女の担当。

カラクリ(機械)を見ると分解&改造せずにはいられないメカおたくなおサルちゃんです。真面目な剛健はよく彼女の悪戯の標的にされます。


玉響(たまゆら)

雉の妖獣。元は桃太郎を快く思わない村の長者が彼を殺す為に雇った暗殺者だった。見た目は美人だが性格は残虐で好戦的。常に強い相手と戦うことを望んでいる。 男口調で喋るが一人称は「アタシ」。

桃太郎の強さを見込んで仲間になったが彼女自身も、ある鬼に強い恨みを抱いている。羽を使った攻撃と風を操る能力で華麗に舞うように戦う。

右腕は負傷していて、雉形態になっても飛ぶことはできないようだ。


かぐや姫

月の王国の姫君。見た目は幼いが老熟した喋り方をする。永い間月からヒノクニを見守っていたがヒノクニにやがて恐ろしい災いが起こる事を知り、救世主を探す為に再び地上に舞い降りた。

佇まいは気品に溢れ教養もあるが、とにかく我がままで傍若無人。毒舌。鬼退治を目指す桃太郎に興味を持ち、どこからともなく現れては無理難題を押し付けてくる。

ちなみに左にいるウサギはペットで、王宮のあちこちにいる。


金太郎

救世主を探し求めるかぐや姫によって、乱世の時代からヒノクニに連れてこられた怪力の大男。厳つい見た目に反して性格は物静かで実直な武人。動物や自然をこよなく愛する。趣味はすm・・・・囲碁。 手に持った鉞は雷斧『赤龍』。金太郎のみが扱える雷撃とともにあらゆる敵を豪快になぎ倒すその斧は、主に大切な者を守る為に振るわれる。


浦島太郎

とある理由で金太郎と行動を共にする自称「普通の漁師」。

基本温和でのんびりとした好青年だが、時折世間離れした所や場の空気が読めないことがしばしば。会ったばかりの金太郎をいきなり「金ちゃん」と呼び親友宣言したり、かなり図々しい一面も持つが、戦闘時は全力で金太郎をサポートしようとする。


乙姫

海底深くに存在する竜宮城の姫。外から来た者にも分け隔てなく優しい性格だが、少々ぽやんとした天然ぎみ。しかし自分は外の世界を恐れて竜宮から出た事は無い。かつて浦島をペットの亀、カメ吉を助けた礼として竜宮に招き入れ住まわせたが、その真意とは・・・・・・・・・・。


一寸法師

針の刀で鬼を退治した小人の青年。打ち出の小槌で念願の高身長を手に入れ、思い人の憂姫の下で暮らしていた。しかしある日、どういう訳か身長が元の小人サイズに戻っており、突如現れた鬼達に憂姫がさらわれてしまう。挙句の果てに小槌が壊され、元に戻れなくなってしまった。それでも愛する姫を救うべく一寸法師はヒノクニで救世主を探しているというかぐや姫のもとへ向かう。


蒐(あかね)

鬼一族を総べる大王「温羅」の娘。性格は勇ましく直情型で、曲がった事が大嫌い。華奢な体に似合わず200キロの金棒を軽々振り回す怪力の持ち主。父のやり方に疑問を抱きつつも仲間の鬼達を次々と倒す桃太郎一行と敵対していたが、ある出来事をきっかけに素性を隠して行動を共にすることになる。甘いものが大好き。ちなみに料理の腕は殺人的。


鬱金(うこん)

黄鬼。蒐の護衛役の鬼の一人で、蒐の幼馴染。性格は一言で言うと、バカ。戦闘狂だが後先考えず突っ走る為、よく敵(主に楽)の嘘や罠にまんまと引っかかる。実は蒐の事が好きだが、彼女には弟のようにしか見られていない事が悩み。蒐を苦しめる桃太郎に敵意をむき出しにしている。

通常よりやや細めの金棒を振り回して攻撃する。


青藍(せいらん)

青鬼。鬼族の姫、蒐の護衛役の一人。脳筋が多い鬼族の中で、珍しく知性に優れた蒐一行の参謀役。頭脳明晰な分他の鬼より若干非力なのを密かに気にしている。短絡的で猪突猛進な鬱金とは言い争いが絶えないが、彼の戦闘力は一応認めている。情報と理論に基づいた戦略で、桃太郎一行を追い詰めていく。なお、自分で戦う時は三日月型の刃の付いた二刀流の武器を駆使して闘う。


常盤(ときわ)

蒐の護衛役の一人。緑鬼。三人の中では年長者だが基本ムードメーカー役。よく鬱金と青藍の喧嘩を手荒いやり方でたしなめる。悩める蒐の良き相談相手でもある一行のオネエさん的存在だが、戦闘では幻術を操り心理戦を得意とする。使用武器は槍。強い男が好き。


瓜子

柿の木が生い茂る小さな山小屋に住む女性。普段はおっとりほんわりした優しい雰囲気の女性だが、剣の達人。その実力は、並みの妖怪なら名前を聞いただけでも震え上がって逃げてしまう程。

桃太郎に剣術を教えた師匠でもあり、鬼も恐れない桃太郎が二番目に恐れる人物である。趣味は機織り。嫌いな物は柿。


天邪鬼

訳あって瓜子のそばを離れる事が出来ない。例のごとく根性曲がりな性格で、マシンガントークが持ち味。瓜子に対して反抗的だが、戦闘時は剣に憑依し彼女に力を貸す。


鉢かつぎ姫

本名は牡丹(ぼたん)。もともとはとある貴族の娘だったが、幼少期にある呪いをかけられ、亡き母から身を守る為の大きな鉢を被せられた。家を追われた後は頭の鉢を外す方法を探す旅に出る。その奇異な姿から親族や周囲から化け物呼ばわりされて生きることに絶望していたが、桃太郎達との出会いで運命に立ち向かう事を決意。

初めて普通の女の子として見てくれた桃太郎に惹かれ、彼の役に立つ為鬼退治の特訓をしようと瓜子に弟子入り志願をする。

性格はおとなしく引っ込み思案だが、芯は強い。継母に小間使いさせられた経験がある為、礼儀正しく家事をそつなくこなすがひとたび転ぶと鉢の重さで止まれなくなり大勢被害者が出る。


烏羽童子(からすばどうじ)

桃太郎一行と鬼達の戦いの間で暗躍する謎の美少年。烏羽童子とは本名ではなく、空を舞う鳥のような身軽さからその名で呼ばれるようになった。華奢で可憐な外見とは裏腹に毒舌で、相手を露骨にバカにしたような鼻持ちならない態度と殺し合いを無邪気に楽しむ残虐性を持つ。戦いは主に仲間に任せているので真の実力は今のところ不明だが、金太郎を人睨みで震え上がらせた。

鬼ヶ島の鬼と共謀して何かを企んでいるようだが・・・・・・・?


黒鬼(くろおに)

謎の美少年、烏羽童子に従う大柄の戦士。童子の命ならどんな事でも表情一つ変えずに実行する。各地に現れては虐殺を繰り返し、人々から畏怖の念をこめて「黒鬼」と呼ばれるようになった。


紫紺(しこん)

鬼族の中でも下級の紫鬼にもかかわらず、その知識の深さと巧みな話術で温羅大王の右腕にまで上り詰めた男。非常に強欲で、目的の為ならどんな非道な事も平気で行う残虐な性格。自分に疑念を抱く蒐を心底邪魔に思っているが、大王の娘なので手を出せずにいる。

部下の鬼達や妖怪達を操り、あの手この手で桃太郎一行の行く手を阻む一方、裏で烏羽童子と手を組み鬼ヶ島征服を企む。


水蛟(みずち)

烏羽童子と行動を共にする少女。恐ろしい程無口無表情で、自ら言葉を発する事はほとんど無い。水蛇を使役した妖術を操る。


東尋坊(とうじんぼう)

烏羽童子と行動を共にする大男。拳を振り上げるだけで相手を即死に追いやる程の怪力の持ち主。だがその分頭が弱い。壊す事と食う事だけが生き甲斐。一人称は「おで」。


彼岸鬼(ひがんき)

蒐の実の兄。本名は槐(えんじゅ)。かつては次期鬼ヶ島の大王候補と呼ばれる程、鬼達から一目を置かれていた。ある時父の温羅大王に反発して姿を消すが、その数年後突如彼岸鬼と名乗り桃太郎の故郷を襲撃する。桃太郎の因縁の相手。

「鬼神行安」と呼ばれる刀を愛用し、繰り出される鋭い剣術はどんな敵をも寄せ付けない。現在は烏羽童子側についている。


夜魅(やみ)

彼岸鬼に付き従う化け猫のくノ一。素早い動きとしなやかな身のこなしで闇に紛れ、そして静かに任務をこなす。自らを彼岸鬼の影と名乗り、彼を守る事こそが自分の使命だと思っている。


宗純(そうじゅん)

鬼が暴れるヒノナカツクニを旅して周る僧侶。とある事情で桃太郎一行を監視しているが、時に彼らに力を貸している。僧侶らしく真面目で厳格な人物だが、桃太郎一行が巻き起こす災難に巻き込まれたりあるいはその後始末で何かと気苦労が絶えない。金太郎やかぐや姫とも縁が深い。

昔話では3番目くらいに定番なお坊さんキャラです。一行のお目付け役な人。ツッコミ担当とも言う。


刑部(おさかべ)

鳥羽童子達に助言する妖狐。普段は6本の尻尾を生やした金色の狐の姿だが、場合によっては人間の女性の姿を取る時も。かぐや姫となにやら因縁があるらしいが、その真意や目的は不明。


花咲かじいさん

桜の村の有名人。正直さが取り柄だが自分の好みの下着の柄を堂々と言ったり、玉響の胸を揉ませろと迫ったり正直にもほどがあるファンキーな助平ジジイ。だが実は長年花をつけなかった桜の木に大輪の花を咲かせた凄い人。ある理由で桜を咲かせるのはやめてしまったらしいがその理由とは・・・・・・・?


桃神(ももしん)

桃太郎の愛刀「アカツキ」に宿る守り神。本人は桃だと言い張っているが形があまりにそれっぽいので「尻」や「ケツ神」と言われる。一人称は「まろ」。語尾に「~プス。」を付けた古風な喋り方をする。いざという時は桃太郎達の力になる心強い?味方。

口らしき部分から茶色い液体を噴射する。(味は桃そのもの)。

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