カリンカ(鋼鉄天使くるみ)
かりんかちゃん
自称・綾小路博士のライバルであるワルスキー博士が、軍からドサクサ紛れにちょろまかした2基のエンゼルハートを使い、作り上げた鋼鉄天使。
鋼鉄天使のエンジンともいえるエンゼルハートを2基組み込んだカリンカ・システムを持ち、出力だけなら他の鋼鉄天使2体分に匹敵する。
誕生から主人公・仲人たちと合流するまでの経緯は、原作とアニメで若干異なる。
原作では、ワルスキー博士の研究である人造陰陽師ミハエルによって起動され、綾小路博士の作品であるくるみに襲い掛かる。
出力で劣るくるみはカリンカに勝てなかった。先に対決した後姉と慕うようになっていたサキは、カリンカに対抗するため自らのエンゼルハートをくるみに移植するよう申し出るが、くるみと仲人はサキを犠牲にするこの行為に反対。
結局サキと2体がかりでカリンカと戦うことになったが、その結果仲人、くるみ、サキの想いが奇跡を起こし、エンゼルハートの力でくるみとサキが融合を起こし、カリンカを倒した。
その後、カリンカは仲人の預かりになった。
アニメでは鋼鉄天使の起動そのものに陰陽師のキスが必要という設定は無くなり、これにともなって人造陰陽師の存在は無くなった。
また、くるみはすでにエンゼルハート・改を搭載し、最強級の鋼鉄天使と言われるようになっていた。エンゼルハート・改搭載のくるみに従来型のエンゼルハートで対抗可能にするため、カリンカはエンゼルハート2基を搭載する鋼鉄天使になった。
その後くるみ達に襲い掛かったのは同様だが、すでに強化されているくるみはカリンカと互角の戦いを繰り広げる。しかし、その影で綾小路博士は誘拐されてしまった。それが済むとワルスキーはカリンカはもう用済みとばかりに放置プレイ。カリンカも生みの親のことなど記憶の彼方に飛ばしてしまう。
一方、ツイン・エンゼルハートの自分がエンゼルハート改のくるみに対抗する方法を探して、くるみや仲人をストーキングし始めたカリンカは、その条件がキスだと勘違いする。そして出雲へ向かう列車の中で仲人のキスを奪うも、仲人にその気のない事故によるキスだったため、特別な効果はなかったが、それをきっかけにカリンカは仲人にべた惚れに。結局自分の意思で仲人たちに同道するようになった。
以降、
カリンカ → 仲人 ← くるみ ← サキ
という屈折した人間(?)関係が形成される。